ホベルト・サトシ・ソウザ「打撃も寝技も両方自信がある。判定にはいかない」
▼RIZINライト級(71.0kg)タイトルマッチ 5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術/王者)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/挑戦者)
王者サトシは2021年6月にRIZINライト級GP2019王者のトフィック・ムサエフと王座決定戦を争い、三角絞めで初代ライト級王座に就いた。
同年12月31日には矢地祐介に一本勝ちで初防衛、2022年4月にはジョニー・ケースにも一本勝ちで2度目の防衛に成功。
2023年7月の『超RIZIN.2』では、AJ・マッキーの欠場を受けて、試合1週間前オファーでパトリッキー・ピットブルと対戦も3RにパウンドでTKO負けした。
2024年3月の再起戦では中村K太郎からハイキックでダウンを奪い、パンチの連打で初回KO勝ち。
9月の前戦では4連勝中だった“最強挑戦者”ルイス・グスタボを相手に1R 21秒、右のショートから左フックでダウンを奪ってのパウンドでTKO勝ち。3度目の王座防衛に成功している。戦績は17勝3敗。
対するケラモフは、2023年7月の『超RIZIN.2』のRIZINフェザー級王座決定戦で朝倉未来をリアネイキッドチョークに極めて戴冠。同年11月の『RIZIN LANDMARK 7』アゼルバイジャン大会での鈴木千裕戦で、下からの蹴り上げを受けてKO負け。王座陥落した。
2024年11月17日、1年ぶりとなる復帰戦で摩島一整と対戦し、右フックでダウンを奪い追撃のヒジ打ち連打でTKO勝利。今回は、大晦日のビッグマッチ出場を望み、階級上のライト級でサトシの王座に挑む。
大晦日後はフェザー級王座奪還を目指すケラモフは、フェザー級に戻る意向を示しており、サトシとの1発勝負で二階級制覇と、盟友ムサエフのリベンジも目論む。
日本柔術界の至宝として、グラウンドでのフィニュシュを量産してきたサトシは近年は、打撃での進化が著しく、K太郎戦、グスタボ戦でも寝技を見せることなく、勝負を決めている。
ケラモフは、強靭なフィジカルをもとに、強い圧力から繰り出す打撃で先制し、テイクダウンからも際の強さで中島太一、堀江圭功、朝倉未来を極めている。
序盤のスタンドで優位に立つのはどちらか。そして組み技になったときに、ともに種類の異なる寝技は、どちらが上回るか。
サトシがRIZIN最多となる4度目の王座防衛に成功するのか。それともケラモフが堀口恭司に続き、RIZIN史上2人目の二階級王者になるか。
サトシ「最初は絶対に彼が思い切り打撃で来るから──」
サトシ「本当に打撃は長く練習してるから、もちろん私の先生がいて自信がある。試合の時だけはちょっと緊張とか、ちょっと硬いから、束ってなかったけど、今年はよく打撃ができましたから、多分今年からもっと私の打撃は自信持って上がってます。
(今回、打撃戦になったら当てる自信がある?)もちろん。それでもう本当に多分これから、私の打撃は自信があります。
(体重をアップしてきたケラモフについて)彼はフェザー級で大きいから、ライト級でもそんなに変わらないなと思います。
(ケラモフより自分が上回ってるところは?)もちろん打撃も寝技も両方、自信がある。打撃でもグラウンドでも。今回いつもと一緒、絶対、判定にはいかないです。
(勝負の鍵は?)よく考えるけど、最初は相手が打撃来ると思っていて、その後にグラウンドか打撃か……まだまだ本当に色々考えるけど、最初は絶対に彼が思い切り打撃で来るから(そこの対応)それだと思います。
(フィニッシュは?)さっきと同じで、私は打撃もグラウンドも自信があるから、でも今回は極めたいですね、本当に。今年はちょっと柔術を全然使ってないから。見せたいですね。
(いきなりランカーと対戦できるならUFCにも興味があると?)そうですね、本当に出来るなら、朝倉海と同じくらい、すぐにランキングの選手とやれるならもちろんちょっと興味ありますね。でもそれはないだろうから、もう大丈夫、RIZINだけでいいから。
(RIZINのチャンピオンということにプライドを持っている?)そう、朝倉海と同じぐらいですね。今年3回目の私の試合、大晦日、応援よろしくお願いします」