シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がRISEミドル級王者ソンヒョンを接戦の末振り切る、笠原弘希はKO勝ちで2階級制覇

2019/09/28 19:09

▼第2試合 48.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇女神(TIA辻道場/SB日本女子ミニマム級王者)
TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
×イム・へヒャン(韓国)


 女神は、7月に開催された女子格闘技の祭典『Girls S-cup 2019』での「SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント」でプロデビューし、わずか2戦目でSB日本女子ミニマム級王者となった。その後、8月の大阪大会では韓国の“モンスタートラック”キム・ヘミンから右ストレートのカウンターでダウンを奪って大差の判定勝ち。プロ3連勝を飾っている。対するイムは7勝4敗の戦績を持つ36歳。詳細は不明だが、アグレッシブなファイトスタイルだという。


 1R、蹴りでけん制する女神はミドル、前蹴り、パンチ、ヒザでボディを攻めつつ、強い右ストレートと右ローを放つ。パンチと蹴りのつなぎが速く、攻撃が次々と出る女神にヘヒャンは防戦一方に。


 2Rも女神の攻撃が続く。パンチから蹴り、蹴りからパンチと攻撃が途切れることなく、強い右ストレートと顔面前蹴りでヘヒャンを吹っ飛ばす場面も。首相撲からのヒザ蹴りで圧倒し、さらにスタンディングの肩固めも仕掛けていくなど一方的な展開が続く。


 2R終了の時点でヘヒャンに鼻骨骨折の疑いがあり、ドクターストップ。女神が後楽園ホール初登場でTKO勝ちを飾った。

▼第1試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇未奈(秀晃道場/SB日本女子ライト級1位)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
×シン・ミンヒ(韓国)


 未奈は女子大生ファイターとして2010年10月にプロデビュー。“東北の剛腕美女”の異名を持ち、女子離れしたパンチ力で連続KOを飾ったとともにその端正なルックスでも注目され、雑誌グラビアを飾った。2011年8月からはSBを主戦場とし、戦績は11勝(4KO)8敗。昨年のGirls S-cupではMMAルールに初挑戦してKO勝ち。今年7月大会ではペッターピー・クルンテープトンブリーから大差の判定勝利を収め、現在4連勝中。対するミンヒは31戦25勝(10KO)2敗4分の戦績を持つ32歳。


 1R、未奈のローにパンチを合わせに来るミンヒは速い連打を繰り出す。未奈はよく見てかわし、右の強打を叩きこむ。ミンヒの連打に熱くなったか、未奈は打ち合いを挑んで足を止めての打ち合いが2度繰り広げられた。


 2Rは序盤から足を止めての打ち合いに。未奈の前蹴りが効いたか手数が減ったミンヒ。未奈もミンヒのパンチに目が慣れたかパンチをかわしてのワンツーが入り始める。


 3R、単発になったミンヒを逆に連打で攻め入る未奈。ワンツーが何度も入る。打ち合いになるとミンヒも強気に打ち返してくるが、パワーで優る未奈が押し込んでいき、判定3-0で5連勝を飾った。

▼welcome SUPER FIGHT SB日本ヘビー級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×内田ノボル(翔拳道/SB日本ヘビー級10位)
KO 1R 1分03秒 ※3ノックダウン
〇三上大智(ボスジムジャパン/SB日本ヘビー級)


 元K-1ヘビー級の内田から3度ダウンを奪い、KO勝ちしたヘビー級の新星・三上。6月のプロデビュー戦に続くKO勝ちとなった。シーザー武志会長は「彼はアマチュアからずっと見ていて、ヘビー級のチャンピオンくらいにしてあげようかなと思っています」と、その素質を高く評価した。

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