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2024年12月31日(火) さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』の第1部にて、RIZINスタンディングバウト特別ルール 153ポンド(69.4kg)契約・2分8Rで対戦する、ライアン・ガルシア(米国)と安保瑠輝也(MFL team CLUB es)の記者会見が11月26日(日本時間27日)、米国ロサンゼルス・ビバリーヒルズにて行われた。
▼スペシャルエキシビションマッチ RIZINスタンディングバウトルール 69.4kg契約 2分8R
ライアン・ガルシア(米国/ゴールデンボーイ・プロモーションズ)
安保瑠輝也(日本/MFL team CLUB es)
米国東部標準時間午後9時、日本時間の大晦日午前11時から行われる予定の同試合に向け、会見に登壇した安保は、「ライアンの問題は酒を飲み、プロフェショナリズムに欠ける問題も抱えて、スポーツマンシップもリスペクトも無いこと。なのに自分のことを『キング』と呼ぶ。俺は彼に日本の武士道を叩き込む。この試合は名誉のため、エゴではない。ファック・ユー!」とコメント。
対するガルシアは、「いまだに彼が誰か知らず、興味もないが、今回の試合、モチベーションも感じていて日本で素晴らしいイベントにする。彼が大勢の人の前でレジェンドのマニー・パッキャオをKOしようとした。その姿勢が尊敬できない。あの試合で若くて自分の名前を売るのに必死だった。彼はキックボクサーだけど、自分がボクシングを教えてやる。彼に対する返答は『ファック・ユー』。ヤツは大舞台で戦ったこともないし、普通のイベントでしか戦っていない小僧。自分は楽しみながら帰国したい。相手は汚い言葉も使うし、この試合はフレンドリーなものではなく真剣勝負だ。レジェンドをKOするつもりだっただろうけど、俺はより若くてスピードがある。MMAファイターのショーン・ストリックランドにボコボコにされているビデオを自らアップしているのもダサい。MMAファイターにボコボコにされているようじゃ話にならない」と返した。
その言葉に安保は「俺は5万人の前でも試合をしているし、そもそもお前が1年間出場停止処分を食らってるから、こうして日本で試合できるんやろ。勘違いするな。それにまずヘビー級とやってみろ。自分が体重超過していてどこがキングなんだ? お前は“フェイクキング”や」とガルシアをこき下ろした。
ガルシアも「俺はパウンドフォーパウンド王者を倒している。お前はMMAファイターにボコボコにされているし、それで勝とうだなんて甚だしい。お前が持っているのは身長がデカいだけで、底上げのブーツを履いたダサい格好をしている変なヤツ。本当の試合をしたいなら俺が見せてやる」と返答。さらに「“アンポ”は英語でアホたれという意味だと思う」とからかうと、安保も「お前は“フェイク小僧”、ベイビー・ガルシア・オーケー? ベイビー」と舌戦を繰り広げた。
また、153ポンド(69.4kg)契約・2分8Rで行われる今回の試合について、ガルシアは「日本でやるし、少しでも彼に希望を与えないといけない。2分の試合はアマチュア以来やっていないから、新しい戦い方が必要になる。安保も本気だろうし、自分も世界戦のように本気で準備する」と語った。
安保はガルシの武器である左フックや弱点について問われ、「たしかに左フックのスピードは世界トップで警戒している。その左に合わせた攻撃を用意している。弱点? 若さゆえの粗さ。勢いはいいけど、それが後半で自分のチャンスになる。そこを突きたい」とした。
最後に、安保は「俺は試合が決まったことで満足していない。コイツとボクシングで良い試合をして、勝てるとまで思っている。コイツを必ずKOする。必ずブッ倒す。さらに仕上げた試合でリングに上がる。ただ会見で盛り上げるだけじゃない。結果を出して安保瑠輝也の名を世界に轟かせる一戦にする。(自信の根拠は?)それが安保瑠輝也だから。日本の侍スピリットで、このメッキが被せられたキングをKOする」とあらためてKO宣言。
ガルシアも「安保はここで終わり。試合が終わったら誰も彼を話題にしない。日本のファンは素晴らしいし、自分は美味しいラーメンを食べて、日本を満喫して帰る」と余裕の笑顔。フェイスオフでは額を突き合わせに来た安保に、素早く右手を伸ばすと、安保も左手でガルシアの胸を突き、関係者が間に入る一幕も。果たして、大晦日の昼間の決闘はどうなるか。