MMA
インタビュー

【RIZIN】榊原CEO「朝倉海のUFC王座挑戦は勝算あり。現地観戦も」、平本蓮は「大晦日出すなら約束通りドーピング検査」

2024/11/04 15:11

11月5日の会見ではカードも発表します(榊原CEO)

──RIZINバンタム級王座を返上した朝倉海選手が、12月7日(日本時間8日)の『UFC 310』でのデビュー戦即UFCフライ級タイトルマッチが発表されました。

「発表前からその方向性は知っていたので、いつ発表されるかなと海と同様に思っていましたね。UFCとしては異例の契約で、『ROAD TO UFC』でも『DWCS』でもなく、直に契約すること自体珍しいのに、RIZINで活躍したことでいきなりチャンピオンシップというのは、イリー・プロハースカもマネル・ケイプやっていない。ダナ(ホワイトUFC代表)と最初に話したときも、しっかりスカウティングしていましたね。

 僕らとしてはRIZIN王座を防衛してほしいという思いもありますが、契約でガチガチに縛って選手の可能性を潰したくない。日本人としてこういう形でチャレンジして影響力・発信力のある海がUFCのタイトルマッチで何を見せてくれるか期待していますし、アジア人男子初のベルトを巻くことはほかのアジアの人たちにとっても悲願だと思う。それを海が成し遂げてくれるか。勝算はあると思います。UFCという世界最高峰の舞台でしっかり結果を出してくれれば、RIZINという舞台のプレゼンスも北米の中でも高めてくれると思います」

──大晦日に向けて多忙な時期ではありますが、調整がつけば現地で見届ける可能性もありますか。

「タイミングがあって環境が整えば、行くこともやぶさかでないと思っています」

──RIZIN王者の参戦になります。

「返上はしたものの、現役王者のまま返上していきなりのタイトルマッチなので、勝てばRIZINのチャンピオンがUFCのチャンピオンに勝った、と言えなくもない。日本のなかで今年10回目の大晦日を迎える、その軌跡のなかからキャリアを積み上げた選手が、さらに大きな偉業を成し遂げてくれると、その次の世代、今回『RIZIN甲子園』に出ている世代の人たちにも大きな目標とか勇気を与えると思うので、海には頑張ってほしいなと思います」

──11月5日(火)13時から「大晦日大会に関する記者会見」ということですが、カードも発表することになりそうでしょうか。

「そうですね。カードの発表もします」

──『RIZIN甲子園』出場選手のアンケートに平本蓮選手を目標にしている選手もいました。ドラッグテストが陰性だった、平本選手の大晦日の出場の可能性もあるでしょうか。

「大晦日に出る・出ないも含めて、これから本人と話をして。“どうしても出なくちゃいけない”とか、“出したい”ということでもなく、当然、(平本を)出すタイミングの前にドーピング検査は約束通りしなくちゃいけないし。本人もそれには『応じる』とずっと言ってますので、今、スペインに行っているようなので、また戻ってきたところで(※4日のDEEPでセコンド入り)。若干の怪我もあるとも聞いていますし、大晦日と大晦日以降の2025年をどういうビジョンでいくのかを本人としっかり話したいと思います」

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