▼準々決勝第4試合
×谷井翔太(横須賀支部)
延長戦 判定0-5
〇目黒雄太(長岡支部)
谷井は2023年第6回世界大会(-230)3位、第5回4位、2024・2021年全日本体力別(-240以下)優勝の実績を持つ34歳のベテラン。
目黒は2023年第6回世界大会(-230)優勝、2015~2019・2021~2024全日本体力別(-230)優勝という金字塔を打ち立てた軽量級の絶対王者だ。
先につかんだのは目黒だが、投げたのは谷井。しかし目黒は組み付かれたまま起き上がって首投げに。目黒が右ハイキックをヒットさせるも谷井が投げて寝技に。これも寝技時間切れ。目黒が右フックのフェイントから右ハイ、さらに蹴りからパンチで前へ出るが、谷井がダブルレッグからテイクダウンして本戦終了。
両者に効果2がなく自動延長に。目黒の蹴り足をすくった谷井が寝技に行くも時間切れ。蹴りに来た目黒に谷井が右フック、すぐに目黒が連打を返して寝技になるも足の取り合いで時間切れに。目黒の蹴りに谷井が右のカウンターを合わせに行くと、目黒はすぐに何発も打ち返す。蹴りからパンチを徹底した目黒が優勢勝ちとなった。
●長田賢一塾長の総評
【写真】最優秀選手に贈られる「北斗旗」を中上に渡す長田塾長
「(日本の)厳しい状況は変わらない。選手の強化をしていかないとワールドカップ、世界選手権は厳しい気がしました。ベスト8はいい動きもしていたしパワーもスピードもあると思いましたが、まだまだ(世界と)戦っていない。実際に佐々木龍希選手、林選手、小野寺選手も海外にチャンスがあって経験していますが、まだまだチャンスを作らせていただくので研鑽を積んでください。
ベスト8以外は、技が、基本が出来ていないという言い方はしたくないが、技をもっと大きく。そこは武道をやる人間にとしてまだまだ伸ばして行かないといけないところがいっぱいあるので技を作る、技を追求することがまだまだ足りないと思います。小さい間合いでやり取りをしていくのが一般部に見受けられました。自分の技を追求する、一発で倒すという想いがつながると思うので、自分の技を追求する。自分が得意な技を伸ばすことを研鑽してください」