田嶋椋がタジキスタンのラジャボフと激突
▼バンタム級 5分3R
田嶋 椋(OOTA DOJO)4位/2022年NBT同級優勝・MVP 8勝3敗
オタベク・ラジャボフ(TAJMMAF GYM/タジキスタン)1勝
バンタム級次期挑戦者の最有力候補か? 元暫定王者の田嶋は、2023年4月の中島太一との王座統一戦で判定負け。23年12月に笹晋久に判定勝ちで再起も、2024年3月に井村塁に判定負けを喫している。
対するラジャボフは、2002年12月18日生の21歳。2022・2023年IMMAM世界大会を連覇し、アマチュア戦績は圧巻の19戦18勝1敗。7月に初来日を果たし、当時5連勝中だった高城光弘を危なげなくバックチョークで下した中央アジア・タジキスタンの実力者だ。
高城戦ではケージに押し込まれながらもシングルレッグに動じず。頭を押し下げて背中ごしに股下でクラッチしてハイクロッチで俵返しのように後方に投げると、高城が背中を見せたところに送り手を両手で引き寄せ、ボディトライアングル。左腕でパームトゥパームのリアネイキドチョークで絞め上げている。
「初の国際戦! 強敵! まじでやってやる」という田嶋は、精緻な打撃と粘り強い組み技で、ラジャボフを攻略するか。それともラジャボフが田嶋戦でまだ見せていない引き出しを開けて、同郷のムハンマド・サロハイディノフのように一気に王座戦を決めるか。