独特なムーブのミット打ちを見せた芦澤はインタビューでも絶好調だった
2024年11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや第1展示館『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』にて、昇侍(JAPAN TOP TEAM)とRIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rで対戦する芦澤竜誠(フリー)が、10月29日(火)都内にて公開練習を行った。
芦澤はミット打ちを披露し、ノーガードで前に出る独特なムーブでパンチを叩き込んだ。「過去イチ強いですね。俺の戦いをすれば絶対に勝てる。余裕っすね」と自信満々に話し始めた。
「サムライ同士の戦いだよ。斬り合いだよ。それ分かってんのかな、あの人は模擬刀でしょ? 俺は本物の日本刀持ってたから。抜いて瞑想していたから。向こうは模擬刀じゃん、俺からしたらサムライごっこじゃん。俺は本当のサムライだから見せるよ」と、本当のサムライは自分だという。
「今回は柵じゃないですか。柵が楽しみっすね。あれ、マジで喧嘩じゃないですか。リングで外に出るっていうのがないから」とケージを「柵」と呼び、「柵みたいなもんだ、あんなもん」と柵だと押し通した。
昇侍が打ち合ってくるか、それともテイクダウンに来ると思うかと聞かれると「漢、漢(昇侍の入場曲の歌詞)で入場してきて打ち合い上等だから打ち合ってくると思うけれど、JTTはコーチが外国人じゃないですか。勝たないと何の意味もないじゃないですか。だから100%普通にタックルを混ぜてくると思っています。それがMMAなので。昇侍選手が漢じゃないじゃん、ストライカー同士だから殴り合えよっていうのがファンの声かもしれないけれど、MMAなのでタックルに来るのは当たり前だと思っていますね。まあ、タックルに来た方が俺は勝てると思う。漢・昇侍でぶん殴り合うなら向こうに勝ち目はあるかもしれないけれど、タックルに来るんだったら俺の方が強いと思います」と、逆にテイクダウンに来た方が昇侍に勝ち目はないと意外な言葉。
「タックルに来られても何とかするっすね。皇治戦の時と比べてもかなりテイクダウンディフェンスも出来てきているので。柵だし、俺がどれだけ出来るのか楽しみです。組まれる展開ももちろんあると思うけれど、倒されて立って盛り上がる感じが一番いいすね。立って盛り上げて、立って盛り上げて、俺がホロウェイみたいに『真ん中へ来い、打ち合いやるぞって』ってやって。いいでしょう。スピードが違うから、打ち合いになったら俺の勝ちだよ、絶対に。打ち合い出来るのかって話だよ」と、テイクダウンされても立ち上がって盛り上げるとした。
合同公開練習をした山本聖悟(フリー)は「(芦澤は)力が強いし、脚力もめちゃくちゃあるし、脚が長いじゃないですか。広く開けるし、それと距離が遠いので組みつくのにだいぶ苦労すると思います。組み付いてしのがれた時はメンタルが落ちると思うので、どんどんペースを握られてしまうと思う。とにかくみんなが思っているよりも(芦澤は)力が強いですね」と、昇侍が組み付くまでに苦労すると予想。
芦澤は「技術が向上しているし、俺はナマズ拳法使うよ。ぬるぬる逃げられるでしょ。俺の肌はツルツルだからな。毛一本生えてないから、汗かいたら滑るぞ。タックルで掴まれてもヌルンって。そう、猫みたいに。ネコナマズだから。もう捕まらないってなるから。ネコの動きとナマズのツルンで俺が逃げれば、会場は普通のヤツがKOした以上に盛り上がると思う。そうなったら俺はノリノリになって、俺がノリノリになったら昇侍選手は勝てない。悪いけれど」と、ウナギイヌならぬネコナマズ戦法で組みから脱出して見せると大笑い。
「それでヒジとかかまして。血が出たら俺はもっと滑るよ。そうしたらその血を自分の体に塗ってやろうかな。ヌルヌルになる。そうしたらテイクダウンディフェンスも何もいらない」とめちゃくちゃなことを言い出す芦澤。