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【PFL】ガヌーが2年10カ月振りMMA復帰でフェレイラをパウンドアウト! サイボーグが5つ目のベルト獲得、エブレンがBellatorミドル王座防衛、AJ.マッキー敗れる! スタッツが3R一本勝ち

2024/10/20 04:10

▼PFL女子フェザー級 スーパーファイトチャンピオンシップ 5分5R
〇クリス“サイボーグ”(ブラジル)28勝2敗1NC
[判定3-0] ※49-46×3

×ラリッサ・パチェコ(ブラジル)23勝5敗
※サイボーグがPFL女子フェザー級スーパーファイト王座獲得

 女子フェザー級スーパーファイト世界王座戦のクリス“サイボーグ”(144.5lbs/65.54kg)とラリッサ・パチェコ(144.1lbs/65.36kg)もパス。

 2018年12月の『UFC 232』でのアマンダ・ヌネス戦での敗戦以降、MMA7連勝。ボクシングでも4連勝と負け無しのサイボーグ。前戦は2023年10月の『Bellator 300』でキャット・ジンガノに1R TKO勝ちでBellator世界女子フライ級王座の5度目の防衛に成功している。今回がPFLデビュー戦となる。39歳。

 対するパチェコは、2022年にPFL女子ライト級で優勝、2023年は女子フェザー級で優勝と、2年連続で100万ドルを獲得したムエタイベースのストライカー。2023年11月のPFL女子フェザー級トーナメント決勝が前戦で、マリナ・モフナトキナに5R 判定勝ちし、PFL史上初となる二階級制覇女王となっている。PFL入りしたサイボーグにとって最強の対戦相手となる。30歳。

 1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかけるパチェコに、先にサイボーグが組んで左差しで離れ際にワンツーを突く。なおも圧力をかけるパチェコにダブルレッグでクリーンテイクダウンはサイボーグ! サイド奪うサイボーグは、左で差すパチェコに鉄槌。立つパチェコに右ハイのサイボーグ! 被弾しながらもパチェコは鋭いワンツー。組むサイボーグは右で差してヒジを突く。

 離し際に左をテンプルに効かせたかサイボーグ。前に戻してきたパチェコにサイボーグはみたびダブルレッグテイクダウン。そこにギロチンチョークを合わせたパチェコ。対角には跳べなかったサイボーグだが徐々に首を抜き、トップからパウンド。パチェコの下からの打撃か、サイボーグが出血もゴング。

 2R、前に出るパチェコは右。サイボーグはニータツプ狙い、右ハイ。パチェコはジャブからワンツーに右オーバーハンドで押し戻すサイボーグ。右ストレートを突くパチェコ。サイボーグは右ローを当ててパチェコを崩す。

 パチェコの右ストレートに左ミドルを合わせて組むサイボーグ。右で差して離し際に左エルボー。またもワンツーにカウンターのダブルレッグテイクダウンはサイボーグ。ハーフから肩固めも狙いつつ、左脇差し、右でパウンド。右で枕にすれば左でパウンド。背中を離れて下のパチェコに蹴り。

 ブレーク。スタンド再開。ワンツー、右ローのサイボーグに右を返したパチェコ。サイボーグが組んでゴング。サイボーグのラウンドに。

 3R、サイボーグの右瞼が大きくカットしている。左インローから入るサイボーグ。パチェコもジャブ&ロー。頭を振ってワンツーのサイボーグ。「来い」と中央に待つパチェコの挑発に乗らずにその場でステップして待つサイボーグ。

 前に出て来たパチェコはワンツー。サイボーグの右ローを掴んで右ストレートでテイクダウン! サイボーグはクローズドガードで抱き寄せる。ケージを蹴って頭を逃がすが、押し込むパチェコは細かいパウンド、左ヒジ。サイボーグは手首を掴んで凌ぐ。パチェコのラウンドに。

 4R、中央に出るサイボーグ。左インロー、パチェコは右ロー。サイボーグの左ミドルに右ストレートを合わせる。ボディ打ちから顔面はサイボーグ。パチェコが慎重ななか、サイボーグは右オーバーハンドで前に。パチェコが腕を掴むと左手でパンチ。放したパチェコは正対。

 サイボーグは右ミドル。そこに左ストレートを狙うパチェコ。サイボーグの右が当たり始める。パチェコが押し戻すとダブルレッグ。放したパチェコが右を振るもゴング。サイボーグのラウンドに。

 5R、オーソで中央に出るパチェコ。左とサイボーグの右が交錯。ボディ打ちのサイボーグ。パチェコはジャブで牽制し、右カーフを当てる。サイボーグはワンツーも深追いはせず。右ストレートを伸ばすパチェコに、サイボーグは退かずに右ストレートを当てると、バランスを崩したパチェコにサイドバックからパウンド。立ち上がるパウンドが攻めに。

 出血しているサイボーグは左目が塞がりつつあるが、サイドステップ。互いに行けないなか左ミドル、左フックのサイボーグは右オーバーハンド。パチェコは右ロー。

 しかし、その蹴り終わりにテイクダウンのサイボーグ。互いに際で先に立つサイボーグに下のままのパチェコ。ブレーク。

 詰めるパチェコに右前蹴りのサイボーグ。最後は互いにパンチを振りゴング。判定は3-0(49-46×3)でクリス・サイボーグが勝利。5回目のベルトを腰に巻いた。

 試合後、サイボーグは「(パチェコには)『あなた最高』と伝えた。凄まじいパンチで、彼女は間違いなく次世代のファイター。激しい試合が楽しいんです。

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