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【RIZIN】『新人さん いらっしゃい』というには強豪すぎる初参戦の海外選手たち──2025年フライ級GPサバイバルマッチと“アゼルバイジャン第5の男”が来襲=11月17日(日)『LANDMARK 10』

2024/10/08 12:10

▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
20勝12敗1分
アリベク・ガジャンマトフ(ロシア)4勝0敗

 ダゲスタンのガジャンマトフは、8歳から始めたウーシュー散打でロシア王者に輝くと、ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでも北コーカサス王者に2度輝くなど、幼少期から格闘民族のトップで戦ってきた。ヴォルク・ハンやアターエフ、UFCのルスタム・ハビロフらに憧れMMAに転向。プロデビュー戦以来『ACA Young Eaglesで4戦し、いずれもフィニッシュ勝利。

 2024年2月の前戦では、オーソドックス構えから繰り出す右の強打を武器にニータップのテイクダウンのみならず、シングル、ダブルレッグもこなしダゲスタンケージレスリングからバックテイク。パームトゥパームでの速いリアネイキドチョークで一本勝ち。

 2023年5月には身長170cmの数字以上に伸びる左右の連打の打ち合いに右の蹴りも混ぜ、相手のダブルレッグもスプロール。クリンチボクシングの殴り合いも辞さず、最後は散打出身らしく、左にスイッチしての三日月蹴りをボディに突き刺し、相手を悶絶させている。

 柏木氏は「ガジャンマトフはまだ23歳のダゲスタンファイター。レスリングを想像する地域ながら散打の選手。打撃が強くて寝技も出来る。ムサエフやアリ・アブドゥルカリコフのようなスタイル。気を抜いたらやられちゃいます」と、いつどこでも仕留められる武器を持つフィニッシャーだとした。

 対する元PANCRASE王者の北方は、2022年3月の『RIZIN.34』で村元友太郎に判定勝ちして2連勝も、現ONEの山北渓人、神龍誠と王者クラスに敗れ2連敗中。国の指定難病である頸椎の後縦靱帯骨化症と戦いながら、4児の父として再起を目指す。

 非常に危険な相手と戦う北方について柏木氏は、「北方選手は、打撃もグラウンドも出来て経験がある元PANCARSE王者。試合解説もするなど非常にファイトIQが高い。そんな北方選手がまだ4戦で磨かれていない粗い選手をどう料理するか」と、33歳で35戦のプロキャリアを持つ北方の経験値に期待した。

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