グスタボ「ファンに約束したいのは、ここでチャンピオンになりたい、ということ」
「恥ずかしい気持ちでいます。こんなことは起こってはいけないことが起こってしまった。今日は本当に自分の日ではなかったと思います。何も言うことはありません」
──サトシ選手と戦った印象を教えていただけますか。
「今日は本当に“彼の日”だったというだけです。今日は彼の日でした」
──決め手となったパンチをもらった時の気持ちは? それとも記憶はなかったのでしょうか。
「もちろん覚えています。もう少し試合を続けられたと思っています」
──パウンドアウトの瞬間は、自分では意識もあって、もっと続けたかったのでしょうか。
「もちろん意識もありましたし全部覚えています。自分が倒れたときも続けられると思って下から相手を蹴ったけれどもレフェリーに止められてしまったので、残念ながらそこで終わってしまいました」
──相手の蹴り足を掴んで右を被弾しました。テイクダウンは一つの作戦だったのでしょうか? あるいは、あの瞬間に蹴り足を掴んですぐ右が来るというのは予期できない動きだったのでしょうか。
「彼もそれを予期していなかったと思います」
──入場の際にファンから大きな声援が送られていました。それをご自身は感じていましたか?
「もちろんそれは聞こえていましたし、いつも日本のファンの方の熱い声援を感じていてすごく感謝しています。自分もファンのことを同じように大切に思っていますし、必ず彼らに約束したいのは、“ここでチャンピオンになりたい”ということです」
──試合を終えたばかりですが、今後の目標や、今後どうしていきたいかのイメージなどがあれば教えてください。
「いつも通りです。今後の目標というのは。より強くなってまたタイトルマッチに臨みたいと思っています。これが初めての負けではないですし、これは最後でもない。人生というのは負けたり勝ったりすることがあるので、ただより強くなって戻ってくるだけです。前回負けたときよりもまた強くなって勝ち続けたわけですから、自分のやることは変わりません、より強くなって戻ってくるだけです」