▼第8試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/フライ級1位)
KO 2R 0分27秒
×シン・ジョンミン(韓国/オーサムマルチジム)
那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れるも、その後は6連勝。2024年6月には塚本へのリベンジを果たした。また、2023年大晦日の『RIZIN』でMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。戦績は9勝(2KO)2敗。
ジョンミンは15歳の時に那須川天心の試合を見て憧れ、キックボクシングを習い始めたという。アマチュア大会で5戦4勝1敗の戦績を残し、2022年8月にプロデビュー。2023年8月には初来日を果たし、福岡で開催された『KING OF STRIKERS 41』で王者の堀凌生とメインイベントで対戦。1R序盤から積極的に攻め相手からダウンを奪うも、2Rにダウンを許し逆転TKO負けとなった。龍心とは2023年大晦日のRIZINにてMMAルールで対戦し、那須川を腕十字で追い込んだが最後は那須川のパウンドでマットに沈んだ。キックボクシング戦績は2勝2敗。
1R、那須川が左オーバーハンドで飛び込む。ジャブを突く那須川は右ロー、スピードのある左右連打から右ボディを決める。ジョンミンはワンツーからキャッチしてのヒザ。サウスポーに構えると飛び後ろ回し蹴りを放つ。那須川のジャブにジョンミンはバックハンドブロー。那須川のヒザに下がるジョンミンへ那須川がヒザをボディへ突き刺してダウンを奪う。一気に詰めていく那須川が左ボディの連打で2度目のダウンを追加する。
2Rが始まってすぐ、コーナーへ詰めた那須川は左ボディを強打。ジョンミンをきっちりと返り討ちにして見せた。
那須川はマイクを持つと「顔とかできれいにスパッと倒したかったんですけれど、しっかりKOするのは次のタイトルマッチまでお預けということでお願いしまあす。格闘技界は暗いニュースが多いけれど、そういう話題で盛り上がるのではなく、選手一人一人が力を発揮して、上に引っ張る力を信じて、上に引っ張っていって気のいい場所にしていきたいです」と語った。