今回は5ラウンド戦う事にはならないと思う
──今回、対戦するイズラエル・アデサニヤ選手もスイッチスタンスを使います。どうとらえていますか。
「左右どちらでも戦えるし、素晴らしいファイターだと思う。今までで一番の強敵じゃないかな。彼と対面する事になって思うのは、彼がこの競技でトップで長い間君臨する事でベンチマークを作ったと思うし、その姿を見て、僕も戦ってきた。そしてそのベンチマークを超えたと思う。超えた事を証明する準備ができたんだと」
──ともにショーン・ストリックランド選手と対戦しています。ストリックランドの圧力をかける戦い方はあなたにヒントを与えましたか。
「Yesでもあり、Noでもある。アデサニヤは非常に高いファイトIQを持っている。とても賢くていいチームだ。だからストリックランド戦の時と同じ間違いをするような馬鹿な事はしないだろう。もちろん、自分があのストリックランド戦から得た事もある。それ以外の試合からもたくさん得ている事もある。でもストリックランドと同じ事をすればいいというようなものではない。彼らは同じような状況にならないようにかなり準備をしてきたと思うからね」
──デュ・プレシ選手の武器は強打で、その反面、被弾することも少なくありません。その点の強化も万全のようですね。
「ああ、毎試合、より強くなれるようにと思っている。毎回オクタゴンに入って、どうぞ顔面にパンチしてくださいって思っている訳じゃないからね(笑)。毎回打撃を喰らわないようにと思っているが受けてしまう時もある。だからディフェンスはもちろん常に強化しようと思っているし、強化できているかどうかは今週の日曜に分かるんじゃないかな? プレッシャーは常にある。ただプレッシャーがある状態の方が、自分はいいパフォーマンスができたりするんだ」
──ズバリ、今回の王座戦はどのような試合になると考えていますか。
「今回の試合は5ラウンド戦う事にはならないと思う。アデサニヤも今回、火がついているというか、彼自身も負けられない怒りのようなものを持って彼自信を証明するために戦いにくるだろう。自分は今までの他の試合と同じようにチャンスが有り次第すぐに試合を終わらせられるように戦う。
もし5ラウンドまで行くとしたら、それはもう本当に戦争のようになると思うが、正直5ラウンドまではいかないだろう。ただこのレベルの戦いになると何が起こるかは分からない。準備はできている。その時も常にフルスピードで5ラウンド向かっていく予定だ。ただし、俺は一番俺の事を分かっているし、これまでの戦績を考えても、最初のチャンスでフィニッシュをするつもりだ」
──日本のファンへメッセージを。
「みんな、いつも応援をありがとう。今週末の試合をぜひ、U-NEXで見て欲しい。すごい試合を見せたいと思う。そして、次は日本で会うことを楽しみにしています!」