MMA
インタビュー

【TTF】8戦無敗のエフェヴィガ雄志「サンチェス相手に実力を証明して、世界に出て行けるような区切りの試合にしたい」

2024/08/16 12:08
【TTF】8戦無敗のエフェヴィガ雄志「サンチェス相手に実力を証明して、世界に出て行けるような区切りの試合にしたい」

(C)ゴング格闘技

 2024年8月16日(金)18時30分から、東京・練馬coconeriホールにて『TTF CHALLENGE 10』が開催される。

 メインイベントでは、地元エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA) が、Bellatorフェザー級で活躍するなど22勝9敗のベテラン、エマニュエル・サンチェス(米国)と対戦。前日計量では、エフェヴィガ雄志が70.3kg、サンチェスは計量開始から約1時間後に会場入りし、70.55kgでパスした。

 TTFでは、サンチェスを12日の月曜日に来日できるよう手配も、飛行機の問題で1日遅れ、東京に着いたのは13日。それでも海外選手がコンディションを整えられるよう、4日前来日の用意をしていたことからアクシデントにも無事来日、計量が済んでいる。

 エフェヴィガは父が西アフリカのトーゴ出身、母が日本人の24歳。空道をベースとし、2019年の北斗旗全日本空道体力別選手権(男子-260)では準決勝に進出。2022年のMMAプロデビュー後は8戦全勝と負け無しだ。5月の前戦『修斗vsYFU対抗戦』では、アイーシアコ(中国)を、2R左ボディブローで沈めている。

 対するサンチェスは34歳。2021年のBellatorフェザー級ワールドGPでタイワン・クラクストン、ダニエル・ヴェイケルを下し、準決勝進出。パトリシオ・ピットブル・フレイレにギロチンチョークで敗れると連敗を喫したが、2024年4月の『XFC 50』で、かつて朝倉未来とRIZINで対戦したダニエル・サラスに判定勝ちで再起。5月の前戦『Anthony Pettis FC 11』でもピーター・ペティスを相手に2R ギロチンチョークで一本勝ちし、2連勝中だ。

 エフェヴィガは、北米ファイターとは2024年5月の『COMBATE GLOBAL』でジェラルベルト・カスティーリョにTKO勝ちしており、サウスポー構えからスイッチも出来る長い打撃を、オーソのサンチェスの組みの圧力のなかで効かせることができるか。過去最強の相手を倒して、世界への切符を掴みに行く。

エフェヴィガ雄志「頑張る相手に、いいテストになる」

──サンチェス選手は計量時間の3時間以内に来そうで、ここでは身体を見ることができなかったですが、来日してまだ顔も合わせていないですか。

「まだ1度も顔を合わせていないです。ちょっと計量で見たかったですね」

──減量はいかがでしたか。

「いつも通りですが、だんだん慣れて来て、予定通りに落とせるようになっています。いい感じでした。それに今回は、このTRIBEでの計量は家から10分なので楽ですね(笑)」

──専修大学レスリング部に出稽古し、ABEMAのプロジェクトで海外修行したキルクリフFCにも再び向かって、2カ月合宿したそうですね。

「6月から8月までいて、強化したレスリングもMMAとして落とし込んできました。組みの部分でも打撃の部分でも両方、MMA全体として成長できたと思っています」

──北米メジャーで戦ってきたサンチェスをどうとらえていますか。

「サンチェスは“頑張る選手”ですよね。フィニュシュがメッチャ多い選手ではないですが、攻め続けるし、どちらかと言えばグラップラーですが、打撃でも頑張る。そういう相手に、ここまでやってきたことの“いいテストになる”と思っています」

──サンチェス対策は米国でも出来たのでしょうか。

「はい。代表、セコンドやチームメイト、コーチにも対戦相手の対策を練ってもらって、キルクリフのヘッドコーチのヘンリー・フーフトさんや佐藤天さんからも対策やアドバイスをいただきました。今回は木下憂朔さんにセコンドに入ってもらって、石井逸人さん、後藤丈治さんについていただきます」

──昨年5月に『Combate Global』で勝利し、5月の前戦『修斗vsYFU対抗戦』では、中国のアイーシアコを左ボディブローで沈めました。そして、練馬で国際戦を戦う。どんな試合にしたいですか。

「いつも通りフィニュシュを狙って、判定になってもタフな削り合いになることも想定して、3Rしっかり戦えるように、削って削っていきたいです。今までで一番レベルの高い相手に、しっかり実力を証明して、世界に出て行けるような、区切りの試合にしたいですね」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント