アメリカにいる時のコンディションのまま出られたら
「作戦になってしまうので内容はアレですけれど、テクニック面でもフィジカル面でも修正出来るところが何個か見つかりました。いい教訓になったので、また成長できるんじゃないかなと思っています」
――アメリカに2回行くのはなぜ?
「いつもアメリカに行くと調子が上がるので、これまでは日本での試合なので日本でとしていたけれど、今回は試合も海外だし、ギリギリまで向こうにいた方が心も身体もよくなるので2カ月切ってから行こうと思いました。(コンディション重視?)そうです。前回追い込みでオーバーワーク気味になったり、精神的なコンディションも落差があったので、アメリカにいる時のコンディションのまま出られたらと思います」
――期間はどれくらい?
「アメリカか1カ月くらい。ケアの人はいてくれるけれど1人で行きます」
――日本との違いは?
「アメリカはスパーリングが主。いろいろな面で精神的なコンディションもそうだし、練習だけをする生活になるので格闘技に120%集中できます」
――現地入りのスケジュールは?
「早めに入ろうかなと思っていますが、タイなら時差もそんなにないので。あとは気温だったり湿度だったりと日本と違うところがあるので。あとハイドレーションテストで水が抜けすぎるとアウトになるので、その辺も考慮しています」
――試合順はメインですか?
「聞いてないです」
――メインでなかった場合、メインではない試合は久しぶりなのでは?
「僕はメインでする権利がないと思うし、フランスの試合はメインじゃなかったので。大会の中で最高の試合をするだけです」
――怪我の回復具合は?
「100%大丈夫です」
――vsムエタイという部分で、前回の試合で気づいたことはありますか?
「ムエタイ自体のスタイルが変わってきていますよね。K-1でやっていたムエタイ選手はザ・ムエタイが多かったけれど、ONEだと3Rなのでキックボクシングの試合をする選手が増えています。昔はミドルキック主体で、あまりローを蹴るイメージがなかったけれど、(スーパーレックは)あれだけローを蹴って来るムエタイファイターだったので勉強になったし、次の選手もローをガンガン蹴ってくる選手なのでそこに対する対策をしていきます」
――ローをカットしないで押し切るスタイルではない?
「前回は1Rで骨が折れたのでカット出来なかったのはそういうことにも原因があったので、しっかりカットする時はして、パンチを当てる時はしっかり当てるようにしたいです」
「日本のファンの皆さんの前でやりたいというのはあります。ONEを日本に持っていきたい」
――オリンピックに負けていられないとの気持ちがある?
「日本の選手が活躍しているのを見ると凄いと思う半面、羨ましいし悔しい気持ちが出るので、格闘技も国民みんなが盛り上がるスポーツにしたいですね」
――野杁選手のセコンドで試合を見て、燃えてくるものはありましたか?
「正明が参戦してくれることになって心強い日本代表の仲間というのもあるし、ONEの70kgは強い選手ばかりだからその階級でそこに挑戦しているのは刺激になります。僕も負けていられないし、一緒にONEのベルトを巻くことを目標にしています」
――Friday Fightsと言えば35万バーツ(約150万円)のボーナスですが、獲る自信は?
「僕は常にベストバウト、最高の試合を目指しているので最高のKOと試合で勝ちます」
――ブラック・パンサーが前回の試合で体重超過していることは気になりませんか?
「それは初めて聞きました。ちゃんと仕上げてきてください、としか言えないですね」