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2024年6月22日(日本時間23日)アイルランド・ダブリンの3Arenaで開催された『Bellator Champions Series: Dublin』(U-NEXT配信)にて、Bellatorデビュー戦を初回一本勝ちで飾った太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)が、自身のSNSで今後について「9月に次戦を戦いたい」「大晦日ダニー・サバテーロ戦の打診を受けた」「空位の『バンタム級王座決定戦』は井上直樹vs.キム・スーチョルが順当、自分はそこにチャレンジャーで臨みたい」ことなどを語った。
RIZINでは、元K-1の芦澤竜誠、バンタム級転向の牛久絢太郎を相手に2連勝し、Bellatorアイルランド大会に乗り込んだオリンピアンの太田。プレリミナリーで、緊急参戦したロジャー・ブランク(スペイン)と対戦し、1R 2分18秒 ノースサウスチョークで一本勝ちした。
相手の蹴り足を掴んでテイクダウンし、脇を差して立とうとするブランクをダースチョーク狙いからジャパニーズネクタイの組みで寝かせて上四方、最後はノースサウスチョークで絞めてタップを奪った。
フィニッシュシーンでは、RIZINルールとユニファイドルールとの違いで一瞬戸惑ったが、「がぶったときに、思わず4点ヒザ行きそうになった。セコンドが『ヒザだめだよ』と言ってくれて“あっ、そうかヒザだめなんや”と思って引っ込めた」という動きのなかで、相手の首を極めて仰向けになったところをノースサウスチョークで絞めた。
「ノースサウスは“一番得意な技”じゃなくて、どちらか言うと5番目、6番目くらいの技。ダース狙って、ジャパニーズネックタイ気味になったやつを上を向いてきたから“じゃあノースサウスでいいや”みたいな感じで、準備してきたわけでもなく、その体勢になったから極めた。俺のこと『極めが無い』って言うヤツいるやんか。俺、極めあるからね。いっぱい極め持っているから。試合でそれで一本取るヤツらは相当凄いんだと思う。俺も10戦目でやっと一本勝ちだよ」と、練習での動きが試合でも極められる精度に高まってきたという。
フライ級でも戦うブランクについて、ファンから芦澤竜誠と比べて、と問われ、「芦澤より? 全然強かった。8年くらい(7年)MMAやっているし、芦澤より弱かったらBellator出られないから」と語った太田は、5勝5敗で4つのフィニッシュ勝利を持つブランクに何もさせずに勝ったことで、試合後にBellatorから、大晦日のBellatorファイターとの試合の打診があったことを明かす。
「Bellatorの“ボス”マイク・コーガンから、『相手が変わってちよっとレベルダウンしたけど、会場もすごく盛り上がったし、アンダーカードだったけど、お前の試合はもっとメインの方でやるべきだった。お前、強いな、そんな強いとは思わなかった』と言われて“ナメんじゃねえ”と思ったけど(笑)。『大晦日、(ダニー)サバテーロどう?』と言われたから『アイムレディ! 誰でも来い』と言ったら、『ちょっと考えておく。レスラー対決だね』と。俺は『全然大丈夫。俺は全然、(サバテーロに)勝てる』と返した。
俺はRIZINの選手だから、RIZINが背中を押してくれたらPFLでも行く。RIZINも『対世界』で矢地(祐介)選手がBellatorに出たり、俺が出たり、パトリシオ(ピットブル)が“大晦日に鈴木千裕とやりたい”と言っているから、きっと大晦日にやるかもしれない。そこにもう1人くらいBellatorの選手を呼んで、サバテーロとか連れてきてくれたら俺がやるよ」