THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI2025年12月28日(日)サウジアラビアモハメド アブドゥー アリーナ※LeminoにてPPV LIVE配信中
▼4団体世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分12R井上尚弥(大橋ジム/王者)アラン・ピカソ(メキシコ/WBC同級2位・挑戦者)
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▼WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦 3分12R中谷潤人(M.T)セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)
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▼IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分12R―ウィリバリド・ガルシア(メキシコ/王者)試合中止―寺地拳四朗(B.M.B/挑戦者)
ガルシアが公開計量後に体調を崩し、前日夜に試合中止となった。
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▼ライト級 3分10R×今永虎雅(大橋ジム/前日本ライト級王者)判定1-2 ※96-93、94-95×2〇エリドソン・ガルシア(ドミニカ共和国)
9勝(5KO)無敗の今永が、WBO世界スーパーフェザー級10位のガルシアと対戦。
1R、サウスポー同士。ガルシアのジャブに左のクロスを被せる今永。
2R、ワンツーで飛び込むガルシアにジャブを返していく今永。鋭いジャブで前に出る今永、場内からは手拍子が沸き起こる。ガルシアは飛び込んで左右ボディ、今永はジャブを突いて右ボディ。
3R、今永のジャブに左ストレートを打つガルシア。前に出る今永はジャブと右ボディ、ガルシアの左フックはしっかりブロックする。圧をかけ続ける今永にガルシアは手数が少ない。
4R、始まってすぐに左フックをもらった今永だが左ボディ。ガルシアが頭を下げて近付いてくるところにアッパーを突き上げる。終盤に今永がジャブを起点に左ストレート、左アッパーからの右フックで攻勢に。
5R、ジャブでボディを打つガルシアにジャブを突き続ける今永。ガルシアは飛び込んでの左フック。今永の左右ボディにガルシアもすぐに左右ボディを打ち返す。ガルシアの左フックには右フックをリターンする今永。
6Rもジャブで前に出る今永は左の強打も放つ。ガルシアもジャブの手数を増やし、頭を下げて入って来るが今永はそこへ左フックを合わせる。大きな左フックを打つガルシアだが、ブロックした今永はすぐにジャブ。
7R、今永ジャブから右ボディ、ガルシアは左ストレート。今永が左ボディから左ストレート、ガードを固めるガルシアに右アッパー。今永は左ボディストレートも突き刺す。ガルシアも前に出て左右フックを繰り出すが、今永はかわしていく。
8Rが始まってすぐ、左フックを空振りしたがる試合に今永が左ボディを放ったところにガルシアが右フックを打ち込んでダウンを奪う。声を上げながら前に出るガルシアが左右フックとアッパー、今永はクリンチしつつ左ボディもガルシアの左右フックを浴びる。右フックを返す今永にガルシアは左右ボディ、左フックに動きが止まる今永。ガルシアは左右フック、アッパーを打つが今永はかわした。
9R、ジャブを打つ今永に飛び込んでの左ストレート、右フックを見せるガルシア。ジャブでペースを取り戻した今永は左ストレート、ガルシアはすぐに左ボディを返す。ガルシアの左右フックに今永は左右ボディ。今永のジャブに左ストレートをリターンするガルシア。
最終10R、ガルシアの右フックをかわして左ボディを打ち込む今永。ガルシアの左ストレートを被弾する今永はボディを打ち返す。最後は攻めた今永だがガルシアも譲らなかった。
判定は2-1でガルシアが勝利。今永は10戦目でのプロ初黒星となった。
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▼スーパーフェザー級 3分8R〇堤 麗斗(志成)TKO 4R 1分14秒×レオバルド・キンタナ(メキシコ)
デビュー4戦目となる堤が初の8回戦、初のメキシカンとの対戦を迎える。
1R、サウスポーの堤が右のジャブを顔面とボディへ、キンタナは堤の打ち終わりに左フックを狙う。サウスポーにもスイッチするキンタナへ堤が左ストレート、キンタナはロープ際へ吹っ飛ぶ。
2R、右を顔面とボディへ打ち分ける堤。大柄なキンタナは身体で押していく。堤はジャブからの右アッパーを多用し、キンタナは左フックを振って来る。その左フックに左ボディを返す堤。ガードを下げて誘うキンタナは、堤が打って来ると左右アッパー。
3R、サウスポーのキンタナは頭を押し付けるようにして左右ボディの連打。堤は回り込んで左ボディ、右フックを打つがキンタナはガードを固めて押し込むようにしてくる。低い体勢から左アッパーを突き上げるキンタナに堤は左右フック。堤の左右ボディに動きが鈍くなるキンタナ。
4R、ボディの打ち合いとなり、前へ出てくるキンタナだが堤の右フックで大きくバランスを崩す。さらに左フックからの右フック2発で堤がダウンを奪う。立ち上がったキンタナだが様子を見てレフェリーがストップ。堤のTKO勝ちとなった。堤はこれで3連続KO勝ち。
■堤のリング上でのコメント「サウスポーで来たので想定と違いましたが、いい経験になったと思います。スパーリングでいろいろなタイプと経験させてもらって、その経験が今日活きたかなと思います。まずは今日内容的にも自分の思っていた内容とかけ離れていたのでもっと強くならないといけない。自分のレベルアップを一番に次の試合ではさらに強くなった姿を見せたいと思います。本当だったら兄貴が一緒に出る予定だったんですが、怪我で出られなかったので、来年は兄弟で世界を目指して行くので兄弟の応援をよろしくお願いします」