マッチョな身体でUFC復帰をBellatorケージの中で語ったマクレガー。(C)Bellator
2024年6月22日(日本時間23日)アイルランド・ダブリンの3Arenaにて『Bellator Champions Series: Dublin』(U-NEXT配信)が開催された。
プレリミナリーに日本から太田忍が出場するなか、メインカード第3試合では「女子フェザー級」(5分3R)で、元プロボクシングWIBA王者のアーリーン・ブレンコウ(豪州)と、地元アイルランドのシネイド・カヴァナが対戦した。
そのカヴァナのコーナーに、選手たちより注目を集めたセコンドがついた。
足の指の骨折により、6月29日の『UFC 303』ラスベガスでのマイケル・チャンドラー戦を欠場したコナー・マクレガーが、同門のSBGアイルランドのカヴァナのセコンドとしてケージサイドに陣取った。
試合は、元ボクシング王者のブレンコウが、巧みなカウンターの右ストレートでカヴァナから2度のダウンを奪い、最後は立ち上がり際にスタンディングのギロチンチョークを金網に押し付けて極めて、MMファイターとしての戦績を16勝10敗とした。
試合後、そのブレンコウより、先にケージ内でのインタビューが始まったのは、なんと敗れたカヴァナのセコンドのコナー・マクレガー。
カヴァナの敗戦について「チームでトレーニングしてきたんだ。ブレンコウが強かったし、彼女は惜しかった。また強くなる」と語ると、自身について、「また戻りつつある。100%で行く」と復帰戦を語っている。
また、メディアインタビューには、「ファンがお金を払うのだから、最高の私の姿を見るべきだ。今は私とコーチ陣、トレーニング仲間のチームが、本当に集中して、それが実現しなければならないとやっている。そして、私たちはそれができると確信している」とコメントした。
一時は引退説も流れたマクレガーの負傷欠場だが、“ザ・ノトーリアス”は「8月から9月までには、ぜひやりたい」とチャンドラー戦を語っている。
その後、ブレンコウにもようやくマイクが渡され、41歳の母でもある勝者は、「Bellatorでの最初の一本勝ちで嬉しい。私の子供たちにはアイルランドの血が半分入っているからここでの勝利も嬉しい。11月のパリ大会にも出たい」とコメントしている。