MMA
インタビュー

【UFC】平良と対戦するアレックス・ペレス「朝倉海やヒロヤたちとの経験は素晴らしいものだった」「皆が思っている以上にタフな試合になる。全局面での準備と、死線に臨む覚悟はできている」

2024/06/15 21:06

「門番」のように言われるつもりは全くない

──そして今回は、最終的に日本の平良達郎選手と戦うことになりました。

「平良は15戦無敗で、修斗王者で──覚えているんだ。彼がUFCで初めて試合をするときに、とても優れたグラップラーだとみんな認めている一方で、ストライキングはいまいちだから、組みたがるというふうに考えていたけれど、彼は実際のところ打撃の面でも非常にいいものを持っていると分かっていた。ウェルラウンダーだと思うし、ディフェンスも上手い。

 みんなが思っている以上にタフな試合になると思っている。フライ級5位の自分が13位の彼と戦うというリスクについて言われるけれど、ランキング自体は彼が何位かは問題じゃないし、数字でしかないと思ってるし、将来有望な選手だという意味で彼に対してすごく大きく騒ぎ立てる部分があるとして、それに値するだけのウェルラウンダーだと思っている。だから自分としてはしっかり準備してきたんだ。勝利を手にするために。彼の柔術のスキルも認めているし、コントロール技術にしてもバックテイクの上手さにしても。

 とにかく自分としては全局面に対して準備を整えてきているよ。5R戦であることも全然問題ない。5ラウンドに備えて準備をしてきたうえで、30秒で終わらせるかもしれないしフルラウンドになるかもしれない。そこは調整しようとすることはなくて、ただ試合が展開していく通りにやっていくだけだ」

──ペレス選手は、若手の超有望株・プロスペクトの挑戦を受けることを厭わないですね。

「モカエフ戦やこの平良戦を受ける自分のことを“門番”のように言われるつもりは全くないんだよ。自分はとにかく死線に臨む、それだけなんだ。そういう立ち位置の選手たちとたまたまやることになったから周りがどう言うかは、自分には関係ない。自分は試合をしていきたいから、トップ5の選手たちの試合が詰まっている状態だったら、そういう選手たちとやってやるっていうだけだ。特にこの階級だと、トップ10にも入ればみんなタイトルからは漏れてないと思う。自分は、特に次がどうなるってことにも心配はしていない。息子や家族と少し楽しい時間を過ごしたらまた試合に身を投じるだけだ」

──うかがった取り組みとその考えに、ペレス選手のMMAの自信を感じます。最後にこの試合を楽しみにしているファンにメッセージを。

「明日(日本時間16日)、素晴らしい日本の選手と試合ができることを光栄に思っています。この機会に自分はワクワクしてます。そしてできれば、近いうちに日本に行きたいと思っています。自分の試合を是非、U-NEXTで見てください! 応援してくれたら嬉しいです」

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