MMA
レポート

【DEEP JEWELS】大島沙緒里が村上彩に初回TKO勝ちでミクロ級王座統一「Invicta FCに挑戦します」 、パク・シウが万智との大熱戦制し、ストロー級暫定王者&伊澤星花にリベンジ宣言。中井りんがHIMEのアウトボクシングに苦しみながらも戦慄の失神ギロチン葬!

2024/05/26 17:05

▼第5試合 58kg契約 5分3R
〇中井りん(修斗道場四国)=57.85kg
[3R 1分34秒 ギロチンチョーク]

×HIME(毛利道場)=55.45kg

 当初、中井りんと対戦予定だった栗山葵が右膝前十時靭帯断裂により欠場。中井の対戦相手公募に、現PANCRASEフライ級王者・重田ホノカが名乗りを挙げたが、実現せず。

 ストロー級(52.2kg)のHIMEが、中井の相手となり、58kg以下契約で中井と対戦する。
 HIMEは、ケイト・ロータス、藤田翔子、桐生祐子を破り2階級王者の大島沙緒里に勝利しているDEEP JEWELS屈指のストライカー。2023年は2月に万智に一本負け後、9月にパク・シウの組みに判定負けで2連敗中。

 対する中井は、2016年3月のUFCでのレスリー・スミス戦の判定負け以降、10連勝中。2022年5月の「DEEP JEWELSフライ級GP決勝」で杉山しずかに腕十字で一本勝ち。9カ月ぶりの試合が前戦・2023年2月の栗山葵戦(2R RNC)だった。2024年2月には東京・EXFIGHT等で岡見勇信らの指導を受けるなど、出稽古も行っており、1年3カ月ぶりの試合でどんな動きを見せるか。



中井「牛のスポンサーがいて今回の計量は牛がテーマでした。明日の試合については特にないです。支援してくださるスポンサーやファンの皆様に感謝を現わすために戦います」



HIME「今回普通にワンマッチでやると考えたら階級的にないので、面白い試合を組んでもらえたなって感謝しています。その分、面白い試合をしてこの大会を盛り上げる自信があるので皆さん応援よろしくお願いします」

 1R、遠い間合いに立つHIME。中井はガード高く、じりじりと詰める。HIMEは右アッパーの仕草も見せながら、左ジャブ。HIMEが徐々に圧力。速いジャブを見せる。スイッチも見せる中井。前足に右ローをかすらせるHIME。中井はテイクダウンの動きを見せる。右のスーパーマンパンチを見せたHIME。

 中井は右ボディストレート。金網に詰めようとするが、HIMEも右で押し戻す。HIMEの右の蹴りを掴んだ中井がテイクダウン! マウントになりかけたところをハーフに戻したHIMEだが、再びパスガードした中井はパウンド! 背中を見せたHIMEにバックマウントもゴング。

 2R、先に中央を取る中井。HIMEは速い左ジャブを見せる。中井の組みの動きに右アッパーを狙うHIME。左フック、右アッパーは空振り。HIMEのジャブに右を返す中井。HIMEはジャブを当てる。右で飛び込む中井。かわすHIME。

 右ローを当てる中井。HIMEはジャブで出入り。右アッパー、フック! 左ジャブを当てる。中井の詰めに右アッパーをかすめる。金網を背にさせる中井だが、サークリングのHIME。ラスト15秒でダブルレッグテイクダウンを奪う中井は、足を効かせるHIMEにストレートフットロックもゴング。ヒットでHIMEが取り返したラウンドに。

 3R、左ジャブで制空圏を作るHIME。ガード固めて左右を振って詰める中井は1分近くで組むが四つ組み。左で差して右ヒザを突く中井は一気に右腕を頭にオーバーフックするとがぶりで引き落とし、スタンドでノーアームギロチンチョーク! HIMEの力が抜けて、失神!

 中井は顔を腫らしながらも一本勝ちで安堵の表情を浮かべた。ヒザをサポーターで巻いた中井は、試合後、スポンサーや支援者に感謝の言葉を述べると、「今日はちょっと身体の故障が多くて、伸身宙返りは止めておきます。ごめんなさい」と挨拶した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント