▼第9試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
○寺山遼冴(フリー/バンタム級2位)
判定3-0 ※30-28×3
×牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM/RKSスーパーバンタム級王者、同級16位)
寺山はわずか5戦目にしてDEEP☆KICK 53kgCK王者となった。2020年11月には有井渚海にプロ初黒星を付けられ、2021年5月に京谷祐希とドロー。7月にはCKC2021-54kgトーナメントに出場し、決勝で有井にリベンジを達成して優勝した。さらに9月にはDEEP☆KICK王座を2度のダウンを奪う完勝で初防衛に成功すると、11月にはRIZINに初参戦して弘樹から4度ものダウンを奪う圧勝。2022年10月は京介に勝利して6連勝を飾ったが、2023年2月に大﨑孔稀とドロー、5月の再戦ではKO負けを喫した。戦績は9勝(1KO)2敗4分。
牧野は空手をバックボーンに持ち、DEEP☆KICKやJAPAN CUPでキャリアを積み、2023年7月にRISE初参戦。指田烈に判定勝ちし、12月には清水俊貴にKO勝ち。現在4連勝中。戦績は6勝(4KO)1敗の期待の新鋭だ。
1R、前に出る牧野が右ミドルを蹴ると寺山は左ストレートのカウンター。サウスポーの寺山は右へ回り込みながらのジャブを顔面とボディへ。牧野がコーナーへ詰めてくると体を入れ替えて連打を見舞う寺山。長いジャブと右ボディ、前へ出る牧野に左ストレート。寺山は左回りも使って牧野を翻弄し始める。
2Rも前に出るのは牧野で、寺山がワンツー、ヒザで迎え撃つ。牧野は右ミドル、右インロー。寺山が左ボディからの4連打を繰り出すと牧野も右ストレートを返す。牧野はサウスポーに構えるがすぐにオーソドックスに戻して右ミドル。ワンツーは寺山がバックステップで見切る。寺山は右回りと左回りを使い分け、自分からはジャブと左右ボディ、牧野がパンチを出してくると左ストレートを返していく。
3R、ジャブを打って右へ回り込む寺山は牧野が右ミドルを蹴って来ると左ストレート。寺山は右フックで牧野をコントロール。牧野は左右ボディから左右フック、負けじと寺山もボディを返す。寺山の左ストレートがクリーンヒット、続く左フックも。牧野は右ミドルを蹴るが攻撃が続かない。左右フックで前に出る牧野だが、寺山が下がりながらもしっかり当てていく。寺山にロープを背負わせても寺山は巧みに牧野のパンチを防御、逆に左フックを入れる。牧野は左右フックで前へ出るが、寺山はしっかり防御して逆に左ストレートを次々と当てていく。