(C)DEEP/BONSAI JIU-JITSU
2024年5月12日(日)静岡県浜松のアクトシティ浜松展示イベントホールにて『DEEP CAGE IMPACT 2024 in HAMAMATSU』が開催された。
ケージで行われた同大会のメインはバンタム級で、約6年半ぶりにDEEP浜松大会に出場の加藤ケンジ(NeighborHood)と、DEEP参戦以降3勝2敗と勝ち越している諏訪部哲平(IGGY HAND'S GYM)と対戦した。
▼DEEP バンタム級 5分2R
〇諏訪部哲平(IGGY HAND'S GYM)
[判定3-0] ※20-18×3, 19-19マスト諏訪部
×加藤ケンジ(NeighborHood)
MMA15勝11敗の加藤は、RIZIN浜松大会で金太郎に敗れるも、山本アーセン、藤原克也にKO勝ち。倉本一真に1R TKO負け後、修斗でダイキ・ライトイヤーに1R KO勝ち。しかし直近3試合は後藤丈治、ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト、スソンに敗れ、3連敗中。
対する諏訪部は、MMA11勝11敗1分。ZSTからFighting NEXUSを経て、現在DEEPで4勝2敗と勝ち越しており、9月にはボンサイ柔術の内山拓真を1R TKOに下している。前戦は2024年3月のDEEP TOKYOで西山亮翔にリアネイキドチョークで一本勝ち。
左右両方で構えるストライカーの加藤に、白星のうち約半分が一本勝ちのグラップラーの諏訪部。互いの強みを押し付けるのはどちらか。
1R、ともにオーソドックス構えから。テイクダウンを警戒し、低めに構える加藤の長い左ジャブ・ストレートに右フックを合わせる諏訪部。しかし諏訪部は加藤をケージに詰めるとシングルレッグテイクダウン、パウンド。金網使って立つ加藤に、諏訪部はバッックリンチから送り手を掴んで正対させず崩して、加藤の立ち際にパウンド。
2R、ジャブ&ローの加藤に、諏訪部は前に出て左右連打でケージに詰めてシングルレッグへ。下がった頭にヒジを打ち下ろす加藤になおも押し込む諏訪部だがブレーク。
スタンドで左ストレートを伸ばす加藤に、諏訪部も右フックでダウンを奪うと上下にパウンド。加藤はケージで上体を立てるとボデロックで引き出す諏訪部はヒジ。加藤の潜りも剥がしてパウンドし、ハーフの加藤に肩固めを狙いつつ押さえ込んでゴング。
判定3-0(20-18×3, 19-19マスト諏訪部)で、元和術慧舟會 駿河道場の諏訪部が、“遠州の用心棒”加藤に勝利した。諏訪部は2連勝。加藤は厳しい4連敗となった。