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【GLADIATOR】バンタム級王者の竹本啓哉がタイからの刺客デッチプールと対戦。チハヤフルズッキーニョスはチーム・ラカイと遭遇=5月5日(日)大阪

2024/04/11 21:04

チハヤフル・ズッキーニョスがラカイのセビジェーノと対戦

▼GLADIATORフェザー級 5分3R
チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)
アドニス・セビジェーノ(チームラカイ/フィリピン)

 タイからの刺客に続き、フィリピンのチーム・ラカイからアドニス・セビジェーノが初来日を果たし、フェザー級トップ戦線返り咲きを狙うチハヤフル・ズッキーニョスとの5分3R戦も決定した。

 セビジェーノは戦績こそ3勝4敗と負け越しているが、チーム・ラカイのマーク・サンジャオ総帥の強い推薦のもと、GLADIATORで戦う権利を得た。

『Road to ONE』フィリピンで生き残り、一度はONE本戦と契約を勝ち取った実力者で、2022年12月にフィリピンのドレックス・ザンボアンガに判定負けもダブルレッグテイクダウンからのバックテイク、リアネイキドチョークでニアフィニッシュの場面も作っている。2023年4月にモンゴルのエンク・オルギル・バータルフーにも判定負けで連敗したが、オーソから強度の高い打ち合いでバータルフーを下がらせるなど、組みでも打撃でも強さを見せている。

 打撃の基本はラカイの散打ではないものの、ONEと契約を果たすと南のセブから北のバギオに移り住み、MMAファイターとして完成度を上げてきた。

 チームラカイからエドゥアルド・フォラヤン、ケビン・ベリンゴン、ホノリオ・バナリオ、ジョシュア・パパシオらが離脱するなか、セビジェーノはチーム・ラカイのメンバーとしてGLADIATORに初参戦することに大きなモチベーションを抱いている。

「僕はセブ州バンタヤン島出身で、セブ州から国際ステージで戦う唯一のマーシャルアーチストであり、フィリピンで最も成功を収めたMMAチーム=チーム・ラカイの一員であることを誇りに思っている。そして自分の道を追求し、母国フィリピンと家族の誇りと共にある。僕は2人の愛すべき娘の父であり、美しい妻の夫だ。家族の存在が、僕に力とやる気、努力の源になっている。MMAでベルトを巻けるよう全ての局面で技術を磨いている。レッツゴー!」(セビジェーノ)

 対するズッキーニョスは、2023年のフェザー級王座決定トーナメントに抜擢されるも、初戦でモンゴルのダギースレン・チャグナドルジとの激闘で判定負けを喫した。その後は9月にハンセン玲雄に2R TKO勝ち、12月に河名マストに1R TKO負け、2024年3月に石田拓穂を相手に下がりながらの左フックで1R TKO勝ちと勝ち負けを繰り返しつつも、弱点を克服してきた。

 UFCを目指すチャンピオン河名マストとの再戦を手繰り寄せるためには、国際戦初勝利がデフォルトのズッキーニョスとなる。

 セビジェーノ戦の決定に「勢いのあるフィリピンの選手と戦えることを楽しみにしています。フィリピンMMAというと打撃のイメージでしたが、アドニス選手は積極的に組みも混ぜる、ウェルランディットな選手という印象です。アジアの強い相手と戦ってきている選手なので、どんな勝ち方ができるかで自分の実力が測れる良い機会だと思います。僕は昨年のトーナメントからの連戦で、全ての要素が確実に成長しているので、自信を持って戦います。次期王者候補筆頭と呼ばれる試合をします!」と、主催者を通して意気込みを伝えた。

 モンゴル、韓国勢のみならず、タイやフィリピンの名門からも選手を招聘しての国際戦で、日本勢はいかに結果を残すか。注目のゴールデンウイーク決戦だ。

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