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【ONE】24戦無敗の二コラが22連勝の王者を破りライト級キック王座を奪取、手塚が5連続フィニッシュ勝利で王座戦アピール、内藤はリベンジならず。ケイドとタイのルオトロ兄弟が共に“ルオトロチン”で一本勝ち! スーブラックがクズミン下す

2024/04/06 08:04

▼ONEフライ級(61.2kg)ムエタイ 3分3R
〇デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)134.50lbs, 1.0074
[判定3-0]
×ジェイコブ・スミス(英国)135.00lbs, 1.0128




 スミスは初参戦となった2022年5月の『ONE 157』でロッタンと対戦も判定負け。2023年12月に『ONE Fight Night 17』でボルター・ゴンサルベスにヒザ蹴りでKO勝ちしてONE初勝利を収めた。フライ級2位。



 ピューリックは同じく2022年5月の『ONE 157』でONE初参戦。シャーゾット・カブトフに判定負け。8月にタギール・カリロフに判定勝利、2023年5月にヨードレックペットにTKO負け、12月にニューイエンにKO勝ちと勝ち負けを繰り返して2勝2敗。ブアカーオが所属するバンチャメークジムでムエタイを学んだほか、テコンドー、空手、MMAの経験もある。2015年1月にはK-1に来日、卜部功也にKO負けした。



 1R
、サウスポーに構えたスミスが強い左ミドル。ピューリックは右ロー&左インローをどんどん蹴っていく。ピューリックがジャンプしての蹴りを見舞うなどアグレッシブに動き始めると、距離を詰めて左右フックからヒジと攻めるスミス。



 2R
、ピューリックの蹴り足をキャッチすると右ストレートをヒットさせるスミス。ピューリックはスミスの蹴り足をつかむと持ち上げて投げる。距離を詰めてパンチで仕掛けるスミスが左ボディ、ピューリックも左右フックで応戦。スミスが組み付いてのヒザ。前に出るスミスにピューリックは右フック、スミスは左ミドル。スミスの左ミドルにピューリックが右アッパーを合わせ、スミスが転倒したところでダウンがコールされる。続いてラウンド終了間際にスミスが前に出たところにピューリックが右ストレートで2度目のダウンを追加。



 3R
、強い右ミドルでピューリックに横を向かせるスミス。さらに左ミドルも。組み付くとヒザを蹴るがピューリックは後ろを向いてしまう。その際にピューリックのヒジが当たったか、スミスは右目上から流血。前に出るスミスに後ろ蹴り、ジャンプしてのパンチ。組むとピューリックがまたも後ろを向いたため、スミスはイラついたかヒザで背中を押すようにしてレフェリーから注意を受ける。前に出てパンチから組んでのヒザで勝負をかけるスミスだが、ボディへのヒザを嫌がるピューリックは後ろを向いて防ぐ。



 判定はダウンを2度奪ったピューリックの勝利に。勝利者インタビューでは「ロッタンでもハガティでもいいが、ロッタン、お前と戦いたい!」とロッタンとの対戦をアピールした。

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