いぶし銀MMA・松本 vs ストライカー・天弥
▼第10試合 ライト級 5分3R
松本光史(M PLATIC)6位/第12代修斗世界ウェルター級王者 70.5kg
天弥(和術慧舟會HEARTS)9位/2023年ネオブラッド・トーナメントライト級優勝 70.65kg
松本「しっかり仕上がりそうなので、明日は進化を持って若者を乗り越えたいと思います。よろろしくどうぞ」
天弥「元チャンピオン、ベテランを当ててもらって嬉しく思うんですけど、リスペクトを持って、しっかりブッ潰したいと思います」
マモル「ベテラン対若手ホープの好カード」
マモル ベテランの松本選手に頑張ってほしいと思ってしまう試合ですね。オールラウンダーで打撃も組みも上手い選手ですが、アキラ戦で暫定王座のチャンスを逃してしまった……けれども諦めずに続けている。
一方、ストライカーの天弥選手はここをクリアできたら本当の意味での次世代ホープですし、そうなるのに十分な可能性を秘めていますね。余談ですが、和術慧舟會HEARTSの選手はセコンドにつく大沢さんの代理で解説席に入るから相当しっかり記憶しているんです(笑)。
──松本選手の前戦は、西尾選手のような、一撃があるタイプというのでしょうか、そういう選手をしっかり制していました。
マモル そうですね、完全にその光を消して完封勝利してテクニックの差を見せていました。
──頑張ってほしい、というのは、松本選手を見ていてまだここで若手にとっての門番のような役回りではなく、ここから上を目指してほしい、と言うようなニュアンスですか?
マモル そうですね、松本選手の佇まいからしても多くを語る前に結果で示すぜ! っていうところがありますけど、結果ありきの仕事ですからね。しっかり勝ってまだまだ上に行くというところを見せてもらいたいなという。それでいて天弥選手が勝ったとすれば今後がますます楽しみになりますし、好カードだなと思っています。お互い、どんな試合を見せてくれるのか注目です。
大沢「天弥が勝つ試合であれば早い段階で相手を呑み込んじゃう」
──この試合も和術慧舟會HEARTSの若手・天弥選手ということで、ぜひ大沢さんから見どころを伺えればと思います。
大沢 松本選手は元修斗王者であり、RIZINにも出場、アブダビにも出ているという、本当のオールラウンダー。今時のベテランという感じです。全部できて相手の苦手なところで勝負をしてくるという。選択肢が全部あるんですよね。
天弥は打撃が得意な選手だから自分のやりたい展開にできるかどうか。この試合は一般的に見たら天弥が挑戦する立場で、もしかするとちょっと早いと思われるかもしれないですよね。こういう若い芽を潰す(笑)マッチアップって結構あるんですけど、割とベテランが勝利しがちで(笑)。ハハハハ! で、これもそういう、勢いのある若手が一回蹴落とされんとする試合の位置づけですよね。逆にここで天弥が松本選手を蹴落とせれば一気に走り抜けますからね! もちろんこういう試合で負けた選手たちは、また頑張っていって、結果的に強くなるんですけど。
──(ちょうどジムに天弥選手が登場)
大沢 どう?
天弥 (プロテインをかきまぜてゆで卵を食しながら)負けているところはないと思っています。自分の拳が折れないかが不安なくらいです!
大沢 勝負の世界で何が起こるかはわからないけれど、天弥が勝つ試合であれば早い段階で相手を呑み込んじゃうと思います。ハマれば倒せる!