テーマは“下克上”。下克上は起きるのか、それとも順当勝ちか (C)M-1 Sports Media
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』の前日計量&記者会見が、23日(金)大阪府内にて13:00より行われた。
今大会では本戦第1試合から第6試合までは、いずれも赤コーナーの格上選手にまだキャリアや実績のない青コーナーの選手が挑む「下克上マッチ」のスーパーファイトが組まれた。
本戦のオープニングを飾る第1試合女子-52kg契約 3分3R・延長1Rでは、KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第2代・第4代Krush女子フライ級王者)と真優(月心会チーム侍)が対戦。
ニコニコして会見に出席した真優は「とりあえず今は計量をクリアーしてホッとして。今回は水抜きもせんとラクに体重が落とせたのでいい試合を見せることができると思うので明日期待しとってください。KANA選手は経験はされていると思いますが、自分もアマチュアでいろいろな経験をしているのでそこは気にしていないです」と、全く臆するところなく挨拶。
迎え撃つKANAは「計量をクリアーしたので明日に向けてしっかり体調を整えてリカバリーしていきたいと思います。前回から試合期間が空いていろいろな練習をして変わったことがあったので、それをしっかり明日リングで見せられるように完全復活してKOで決めて大阪大会をいいスタートさせようと思います」と、KOで号砲を鳴らすという。
KANAは「この期間は5カ月ちょっと空いていたのでアメリカへ練習に行ったり、こっちでもいろいろな練習をしたり、練習自体に変化をさせてきたので動き自体にも変化があったと思います。今までみたいに強引に行ってしまったところでも考えて試合ができるように、試合自体変わったと見てもらえるような試合をしたいと思います」と、変化を見て欲しいと話す。
第2試合のスーパー・バンタム級3分3R・延長1Rで対戦するのは、椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1甲子園2017 -55kg王者)vs蒼士(昇龍會)。
蒼士は「今回本戦初ということで気合いが入っているので、減量も順調にできてしっかりリカバリーして魅せられるように頑張ります」、椿原は「とりあえず計量が終わって今から何を食べようかなって感じで。ここからが僕の楽しみなので、明日はやってきたことをしっかり出して勝とうと思っています」と、お互いに全力で臨むとした。
第3試合のウェルター級3分3R・延長1Rでは、松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)と近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg王者)が対戦。
近藤は「体調は今までで一番良くて仕上がりはバッチリなので明日は自分でも楽しみです。松岡選手と殴り合いをしたいと思います。松岡選手はTwitterで面白いなと思っていて、それでも会った時は覚悟が決まっているオーラを感じたので、僕も明日はそれに負けないくらい頑張るので期待していてください」と殴り合い宣言。
これに対して松岡は「明日は負けたら引退の覚悟でやっているので僕の覚悟を見てください。僕は殴り合いはあまり好きじゃないので蹴らせてもらいたいと思います」との決意と殴り合いは拒否と語った。
そして“下克上”というテーマについてどう考えているか、との質問に各選手は次のように答えている。
真優
「ほぼほぼの人がKANA選手が勝つと思っているでしょうけれど、こんなヘラヘラしとるんですけれどやる時はやる女なのでそこを見て欲しい」
KANA
「下克上は起こらないと思います。しっかり倒してK-1の女子を大きくしていくために明日はしっかり戦うのでそれを見ていただければと思います」
蒼士
「今まであまり上とか下とか気にしていなかったんですけれど、今回下克上がテーマということでしっかり下克上して挑む側ではなく挑まれる側になれるように頑張ります」
椿原
「チャンピオン以外はみんな並んでいるいるんかなと思っているので上とか下とか考えたことはないんですが、上と言ってもらっているならしっかり倒したいと思います」
近藤
「僕が3試合目でお兄ちゃん5試合目で2人とも挑戦者という形で2人で勝ちたいとので絶対勝ちます。兄につなげます」
松岡
「僕は挑戦される側だと思っていないので、人気も実力も向こうの方が上だと思っているので僕が挑むつもりで頑張ります」