キックボクシング
レポート

【KROSS×OVER】實方拓海が盤石の強さでTENKAICHI王者に完勝、ヘビー級対決あり、初回KOが5試合も(キックボクシング部門)

2024/03/06 21:03

▼セミファイナル 第21試合 KROSS×OVER PRO-KICK BANTAM WEIGHT(-53kg)FIGHT 3分3R
△中澤誠弥(PITBULL)
[判定0-1 ドロー] ※29-30、29-29×2
△大久保峻(修徳会)  


 1R、前後にステップしながら左右の前蹴り、カーフキックを放つのは大久保。中澤は出入りに左フックを合わせたい様子。大久保はバックブローから細かいワンツー、大きなフックも多用し持ち前のスピードで相手を翻弄する。一方中澤もピンポイントにヒザ蹴りと右ストレートを合わせ応戦する。


 2R、飛び込んで左右のフック、バックスピンキック、関節蹴りによるストッピングまで見せるのは大久保。多彩な攻撃に単発返しの中澤の攻撃は空振りが目立ちはじめる。このラウンドは大久保が優勢か。


 3R、圧力をかけ続ける中澤だが、大久保も簡単には攻撃を当てさせない。接近戦で大久保のヒザ蹴りがローブローになり中断する場面も。中澤はコンパクトなワンツー、左フックで大久保をKOすべく襲い掛かる。それに対して最後までカウンターを合わせていく大久保。


 試合は最後まで一進一退の攻防の末、結果は痛み分けのドローとなった。

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