キックボクシング
レポート

【KROSS×OVER】實方拓海が盤石の強さでTENKAICHI王者に完勝、ヘビー級対決あり、初回KOが5試合も(キックボクシング部門)

2024/03/06 21:03

▼第19試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAM WEIGHT(-55kg)FIGHT 3分3R
×朝日彗仁(TARGET SHIBUYA) 
[判定0-3] ※27-28×3
〇小暮一輝(リーブルロア) 


 1R、オーソドックススタイルで構える両者の試合は、ローキックの蹴り合いから始まる。前へ出る小暮に対し、朝日はカウンターの右フックを合わせ、いきなりダウンを奪う。小暮は立ち上がると、巻き返すために前へ出てワンツー。朝日は深追いせずパンチからローで削る。小暮も終盤はダメージが抜けてきたのか、力強いパンチから左ミドルを放って行く。


 2R、小暮は右ストレートからの左ミドルでペースを掴む。朝日もブロックから返しのフック。ローブローで止まる場面もあったが、中盤から激しい打ち合いとなる。若干、朝日の身体が流れ始めたか。残り5秒、小暮の右ストレートが朝日の顔面に直撃し、ダウンを奪い返す事に成功。

 3R、小暮は右ストレートからヒザ蹴りも織り交ぜると、朝日は更にペースを上げて左右のパンチを小暮のガード上から叩きつけて行く。最終ラウンドらしく最後まで出し切った打ち合いに会場からは大きな声援が鳴り響くが、クリーンヒットはお互い当てさせずにそのまま試合終了。


 互いにダウンを奪い合う激戦は、僅差で小暮が制した。

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