キックボクシング
レポート

【BOUT】TEPPENのGUMPが地元の愛翔を破る、初のムエタイOFGマッチはファーパヤップが初回KO勝ち

2024/03/06 18:03

▼オープンフィンガーグローブムエタイルール 65kg契約 3分3R
〇ファーパヤップGRABS(タイ)
KO 1R 1分50秒
×高木 亮(Team Preceding)


 今回GRABSでトレーナーを務めるファーパヤップGRABSはヒジ・首相撲ありでの試合をリクエストしていたが、実績があるだけに対戦相手選びは難航した。そうした中、元HEATウェルター級王者・高木健太の実弟・高木亮(TeamPrecding)が「ムエタイファイターと
やるならオープンフィンガーグローブ(OFG)で」という条件付きで名乗りをあげた。

 高木はMMA、ラウェイ、キック、シュートボクシングと様々な格闘技に挑戦し続けるマルチファイターだ。そんな経緯から北海道で初のOFGによるムエタイマッチが実現した。


 1R開始早々、高木はワンツーや左ローで攻め込む。ファーパヤップは相手のローに対してローを返したあと、いきなり思い切り飛び込んでの左のスーパーマンパンチ! さらに高木の蹴り足を持っての左ストレート。これはスリップダウンとなり、高木も左フックをクリーンヒットさせファーパヤップが一瞬腰を落とす。しかしこのタイ人はチャンスと見るや左のタテヒジ打ちを連打。さらに左のノーマルなヒジ打ちで再びスリップダウンを奪う。


 このチャンスを百戦錬磨のタイ人が逃すわけはなく、左ヒジの連打でダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたものの、高木にダメージがあるのは明らか。ファーパヤップは左のヒジ3連打で高木に引導を渡した。ヒジ打ちありならば、タイ人の戦力はここまで増すものなのか。試合後、第2の故郷となりつつある札幌で、ファーパヤップは日本語で「みなさん、ありがとうございました」とマイクアピール。続けて「コープンマカパーポーン」(ありがとう)とタイ語で締め括った。

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