芦田崇宏「自分の弱さというか、ダメなところが出た」
「情けない。情けなかったなっていう印象ですね。自分が」
──それは試合内容に対してということでしょうか。
「そうですね。まあ勝敗もそうですし、試合内容もちょっとあの、プラン通りじゃなかったなっていうのもありますね、はい」
──TKO負けのゴングが鳴った直後、レフェリーに静止されていましたが、あの時ご自身としては、まだ試合を続けたいという気持ちだったのでしょうか。
「あの、率直なこと言うと全く効いてないし、脳も揺れた感じが全くなかったんで。で、僕の中でもしっかり動きを止めてないつもりでいたんで。で、もらった攻撃も全部覚えてるし ヒザ蹴りであったりサッカーボールキックであったり……。ただやっぱりダメージはなかったけど、うーん、そうですね、リング上ではまだまだやれたし、もう1R終了間際だったんで、そういう気持ちが強かったですね」
──そういったところはセコンドや陣営と話して確認できたことはありましたか。
「試合後ですか? 試合後はまず戻って。モニターで映像流れていたので(セコンド勢とともに)見ていたら、“まあ、止められてもしょうがないかな”っていう感じでしたね、はい。動きも止まってたっていうか、なんか丸くなってたし。僕の中では動いていたつもりでいても、やっぱり見映えも悪かったんだなっていうのは、すごい反省ですね」
──先ほど「効いていなかった」ということでしたが、鈴木博昭選手と実際に拳を交えてみて、戦う前のイメージと違うところはありましたか。
「いや、イメージが違うことは無かったし、まあ寝技の対応もある程度はできるだろうなと思ってたんでアレですし。ちょっと、僕は三角絞めとかすごい得意なんで、勝ち急いだというか、極め急いだ部分がすごく今回は……プランの中では無かったんで。ちゃんとトップキープして試合をコントロールして相手のミスを誘いながら極めるっていうゲームプランだったんですけど……ちょっと自分から引き込むことをしちゃったから、まあその、鈴木選手どうこうっていうよりは自分の弱さというか、ダメなところが出たなっていうイメージですね」
──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
「まあ、はっきり言って今後のことはまだ今終わったばっかりなんで考えられないですけど、そうですね……まあ、ちゃんと考えてはいきたいなと思うのと、ああいう自分の中では納得いかないからってこう……、ちょっと話は変わりますけど、さっさとリング降りたり、ああいう態度は自分の中では良くなかったなって、今すごい反省してますね」
敗戦から色々考えたけど。
— 芦田崇宏 Takahiro Ashida (@mmaTakahiro) February 26, 2024
やっぱり格闘技やりたいしもうお前は必要ないって思う人もたくさんいると思いますけど、それを全部ひっくり返してやりたい。その思いが強く残っているので
これからの芦田崇宏を見届けて下さい。
最後の挑戦、なっとくいくまでやる。
最終章始めます。よろしくお願いします。