いつも通りの口数の少なさだった今成、摩嶋は極められて瞬間を悔やんだ（C）RIZIN FF
2024年2月24日（土）佐賀・SAGAアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』の第8試合で、摩嶋一整（毛利道場）を2R1分37秒、腕十字で極めた今成正和（今成柔術）と、地元で敗れた摩嶋が試合後インタビューに答えた。
来日が不可能となったケラモフの代わりとしてスクランブル参戦が決まった今成。摩嶋にダブルレッグでテイクダウンされ、インサイドガードからのヒジ連打を見舞われたが、下からの腕十字。持ち上げた摩嶋に対し、深く挟んで前転させた今成がタップを奪い、逆転勝ちを収めた。
勝利の後は雄叫びをあげ、ケージを殴りつけるなど珍しく興奮した様子の今成だったが、それは解説を務めていた金原正徳に試合前「おちょくられたから」との理由だったことを明かしている。また、敗者はフィニュシュ前のパウンドの動きにミスがあったと語った。
また困ったら呼んでください(笑)
――試合を終えての感想は？
「嬉しいです」
――極めた後で吠えてケージを殴っていたのは嬉しかったから？
「いや、あれね、違うんですよ。ケージサイドにいた金ちゃんに『大丈夫なの？ 怪我しないでね』ってちょっとおちょくられたんですよ。それで金ちゃんに向かってちょっと怒っちゃいました(笑)。それは金ちゃんなりのエールだと思いますけれど、ちょっと興奮しました(笑)」
――摩嶋選手の印象は？
「思っていた通りの感じかなと。でもガードの中からのヒジが上手でヤバかったです。死にそうでした」
――フィニッシュ前に打撃をもらいそうになっていた。止められることが頭によぎった？
「あまりよぎってないですかね」
――腕を狙おうと冷静だった？
「そうですね」
――たんこぶが出来ているが？
「ヒジですね。ひどい目に遭いました(笑)」
――RIZINで一本勝ちは2回目？
「そうですね」
――「見たか！」という気持ちか、それとも平常心か。
「興奮はしましたけれど、まあ、そんなもんです(笑)」
――クレア・ロペスが「レジェンドが勝った」と言っていたが？
「そうですね。一緒に写真を撮りました。セコンドの人が昔イギリスに行った時にセミナーに来ていた人で」
――今後の目標や展望は？
「また困ったら呼んでください(笑)」
――フィニッシュは流れで決まったのか、狙っていたのか？
「大体ラッキーです」
――今成選手が勝ったとSNSで盛り上がった。さすが足つぼ十段だと。テレビの影響の大きさを感じる？
「影響は今のところ生活に何もないですけれど、少し知られることになったかなと。人気はいいです(笑)」
――金原選手とは練習もする仲。同じフェザー級でミドル世代が2人で荒らそうと話すことは？
「ないです(笑)」
