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【RIZIN】グスタボが堀江に競り勝つ、今成が摩嶋に腕十字で逆転勝ち! 矢地が白川に一本勝ち、大島がロペスに一本勝ち、進化した怪物くんが芦田をTKO、野瀬が瀧澤を撃破!

2024/02/24 12:02
 2024年2月24日(土)14時から、佐賀県佐賀市SAGAアリーナにて『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(U-NEXT配信)が開催された(※選手名からインタビュー)。会場には7758名の観客が集まった。 ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇ルイス・グスタボ(EVOLUCAO THAI)70.95kg[判定3-0]×堀江圭功(ALLIANCE)70.95kg ジャッジ:松宮智生 赤・グスタボ[D50-0 A30-0 G0-20]豊島孝尚 赤・グスタボ[D0-0 A30-0 G20-0]石川喬也 赤・グスタボ[D0-0 A30-0 G0-20]  堀江は、RIZINフェザー級(66kg)で、関鉄矢、佐々木憂流迦、佐々木憂流迦を相手に3連勝後、2023年4月のヴガール・ケラモフ戦で一本負け。9月の『RIZIN.44』から1階級上のライト級(71kg)に転向し、スパイク・カーライル(米国)に判定勝ちした。  グスタボはヴァンダレイ・シウバの推薦を受けて、アンドレ・ジダのチームEVOLUCAO THAIでデビューから9連続フィニッシュ勝利。2018年8月にRIZIN初出場で矢地祐介に2R KO勝ち。2019年4月に、朝倉未来に判定負け後、同年10月に上迫博仁に1R TKO勝ち。  2019年大晦日のライト級トーナメント準決勝でパトリッキー・フレイレに1R 自身初のTKO負けを喫したが、2022年4月に矢地祐介に、9月に大原樹理にいずれもTKO勝ち、2023年4月には武田光司にも競り勝った。現在3連勝中。   公開計量で長崎出身の堀江は、「自分の強さを曝け出せるように頑張りますので見てください」と意気込み。グスタボは、「ここに来れてとても嬉しいです、また試合が出来てとても嬉しく思います。試合に向けて準備は万端です。自分の素晴らしいショー、素晴らしい試合を見せて、RIZINの強さ、日本の格闘技の強さを世界に見せたいと思います」と世界に向けて強さを見せるとした。  1R、ともにオーソドックス構え。圧力をかける堀江が左インローから。左足のみサポーターのグスタボは右ハイ。蹴り足を掴んで押し込む堀江。しかし離れる。  左ジャブを突く堀江。右カーフも。グスタボの左右はまだ遠い。グスタボの右に尻もちを着いた堀江に右ミドルを打つグスタボだが、立ち上がり戻す堀江。  右ローを打つグスタボ。圧力をかける堀江は再び右カーフ! グスタボの大きな右をかわした堀江は左カーフ。グスタボのサイドキックをかわして、右カーフにグスタボは左足をカットするようになる。  グスタボの右から左にダウンした堀江! 詰めるグスタボに倒れず背筋で戻す堀江が体を入れ替えて右ヒジを突いてゴング。  2R、ガードを固めて先に圧力をかけるのはグスタボ。しかし堀江はジャブ&ロー、右カーフで徐々に押し戻す。グスタボの大きな左右をバックステップでかわして、シングルレッグテイクダウンは堀江!  ギロチン狙いのグスタボに左足を抜けて肩固め狙いの堀江。ハーフガードで背中を着くグスタボに、堀江は右で差してときおりパウンド。下のグスタボも鉄槌も立ち上がる動きは見せず。堀江は頭をグスタボのアゴ下につけて細かいパウンド。  3R、中央に出るグスタボ。左の刺し合い。ジャブを突く堀江。グスタボの打ち終わりに組みを混ぜる。離れて左ボディの堀江。右ヒザを上げて前に出るグスタボをさばいて、ワンツーの右から右カーフ! そこにグスタボは右を狙うが空を斬る。  さらに右前蹴りを突くグスタボ。堀江はシングルレッグで金網までドライブも離れるグスタボ。右カーフの堀江に、カットするグスタボ。  グスタボが前に出たところにシングルレッグの堀江。ここは切るグスタボが鉄槌を入れて外して前に。右アッパー、さらに左ストレート!  後退する堀江は被弾すると右差しで押し込み。突き放したグスタボは堀江の足が揃ったところに近距離から右でダウンを奪うと、インサイドガードから鉄槌! クローズドガードの堀江に右の鉄槌のグスタボは連打。抱きついて凌ぐ堀江はゴングにすぐに立ち上がる。  右目下をカットしたグスタボは出血。  判定は3-0で最終ラウンドに決定的な場面を作ったグスタボが勝利。堀江は笑顔でグスタボを称えた。  4連勝をマークしたグスタボは、ケージのなかで「またRIZINで戦えて幸せです。見に来てくださり、ありがとう。とても特別に思っています。堀江選手にもありがとう。彼無しではこんな素晴らしい試合は出来ませんでした。次は自分はタイトルマッチを戦いたいです。サトシ選手と。ほかに誰と戦えばいいでしょうか。もうタイトルマッチしかないと思います。お母さん、兄弟、愛しています。家族のために戦っています。日本の皆さん愛しています」と語った。  ライト級は3月23日の『RIZIN LANDMARK.9』神戸大会でノンタイトルで王者のホベルト・サトシ・ソウザと中村K太郎が対戦。次なるライト級コンテンダーは誰になるか。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R×摩嶋一整(毛利道場)65.75kg[2R 1分37秒 腕十字]〇今成正和(今成柔術)65.35kg  2023年11月のアゼルバイジャン大会の公開計量でフーリガン行為(暴力的行為など)を行ったとして逮捕・拘留され(現在は釈放)来日不可能となったケラモフの代わりに、今成正和(今成柔術)が緊急参戦。66kg契約で摩嶋一整(毛利道場)と対戦する。  摩嶋は、2020年8月の斎藤裕戦でRIZINデビュー。序盤を組みで優勢に進めるも、2RにTKO負け。2戦目でクレベル・コイケの三角絞めで一本負け。22年4月に金原正徳に3R、肩固めで一本負けと強豪相手に3連敗も、23年5月に芦田崇宏にヴォンフルーチョークで1R 一本勝ちで再起すると、9月の『RIZIN.44』で横山武司との寝技師対決にも勝利し、RIZIN2連勝を上げている。  今成とは2022年11月大会で対戦が決定も、摩嶋が練習中に左肘関節内側側副靭帯損傷で欠場。今成は鈴木千裕と対戦し、“イマナリ・ロール”で鈴木の足を捉えるも極めきれず判定負けしている。  今成は元DEEPバンタム&フェザー級王者。足関節を武器に、DEEP、ONE等で活躍。RIZINでは、2021年6月のバンタム級JAPANグランプリ1回戦で瀧澤謙太に判定負け。10月の『RIZIN LANDMARK 1』で春日井“寒天”たけしに腕十字で一本勝ち。2022年11月の前戦で鈴木千裕に判定負けと1勝2敗。  2月7日放送の『水曜日のダウンタウン』では8人参加の「足つぼ最強トーナメント」に元大相撲力士の豊ノ島やシステマ芸人のみなみかわらとともに出場。決勝で足つぼマッサージ師の與那嶺茂人氏と対戦し、本戦+延長戦を戦い抜いてドロー、両者優勝となっていた。  前日計量では、急遽参戦の今成は65.35kgでパス。お馴染みの放送禁止ポーズを見せると、「今成です。お呼びがかかったから来ました。“お呼びでない”という声もちらほら聞こえますが、いいものを見せられるように頑張ります」とコメント。  対する山口出身の摩嶋は、65.75kgでパス。「今成選手と戦えることをとても光栄に思います。明日、レベルの高い攻防を見せられたらと思います。応援よろしくお願いします」と、“寝技対決”でハイレベルな攻防を見せると語った。  1R、サウスポー構えの摩嶋に、オーソの今成は右ロー。イマナリロールで滑り込みガードに入れる。摩嶋の右手を左足裏で組むが、外した摩嶋はインサイドガードからヒジ! 潜り右足を手繰る今成は摩嶋の右足を掴むが、自身の足で両足をフックさせない摩嶋はヒザを抜いて再び上に。  インサイドガードからヒジ。今成は両足を腰にかけて、下からヒジ。右足をパスした摩嶋は今成に背中を着かせると、摩嶋は左脇差しパス狙い。  摩嶋のパウンドに下の今成は足をフルガードに戻す。いったん体を離した摩嶋は上からボディ打ち。蹴ってゴング。  2R、圧力かけてダブルレッグテイクダウンの摩嶋。ケージに詰まる今成だが、頭をマット方向に向けて足をからめる。しかしここも足を抜く摩嶋はインサイドガードから左ヒジ連打!  しかし今成は摩嶋の右手首を脇で挟んで掴んで、一気に腰を切って腕十字へ! ヒジはまだ曲がっていた摩嶋だが、持ち上げた摩嶋に対し、深く挟んで前転させた今成がタップを奪い、逆転勝ち! 緊急参戦で腕関節を極めた48歳の今成は、「ちょっとケラモフさん来ずに期待外れの男が来ましたが、いいフィニッシュを見せられたと思うんで……メインも楽しんでいってください」と語って、トロフィーをいつものように股間に挟んで、ケージを後にした。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇矢地祐介(フリー)71.00kg[2R 5分00秒 リアネイキドチョーク]×白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)71.00kg  矢地は、2021年6月に川名TENCHO雄生、9月に武田光司をいずれも判定で下し、2連勝も、その後、ホベルト・サトシ・ソウザとルイス・グスタボ相手に連敗。2022年10月にボイド・アレンに判定勝ちで再起も、12月の巌流島で木村“フィリップ”ミノル相手に変則ルールで臨むもKO負け(※木村はドーピング)。2023年6月の前戦・RIZIN北海道大会でザック・ゼインに一本勝ちしている。  今回、矢地は当初、韓国強豪のキム・ギョンピョと対戦予定もギョンピョが負傷欠場。大会3週間前に代役としてフェザー級の白川が緊急参戦し、ライト級で矢地と対戦することになった。  白川は、2020年8月のRIZINデビュー戦で、萩原京平にTKO負け。DEEPで再起後、RIZINで朴光哲、青井人、山本琢也相手に3連勝。しかし、めまい症を発症し手術後療養。2022年7月大会でヴガール・ケラモフと対戦決定も、自身の怪我による欠場で長期戦線離脱。  約1年9カ月ぶりの復帰戦となった2023年9月の前戦『RIZIN.44』で中原由貴と対戦し判定負けを喫した。緊急参戦の上にライト級で、矢地相手にどんなパフォーマンスを見せるか。   フェイスオフでは、一歩踏み出し顔を近づけた白川は、「明日はこのムキムキマッチョめをリングに沈めたいと思います。刮目してください」と、KO宣言。対する矢地は、「明日は佐賀で一発目の大会なので、相応しい、まさにお祭りのような試合をお届けしたいと思います」と、“お祭り男”復活を予告している。  1R、サウスポー構えの矢地に、オーソの白川。対峙すると一回り大きな矢地。圧力かけるのは白川。ワンツーの右で詰める白川。押し返した矢地。下がりながら左ハイもブロックする白川。矢地は左ストレートも、そこに白川の左手がアイポークとなり中断、再開。  左を突く矢地にバックステップでかわす白川。白川の詰めに右前手のフックを狙う。ステップで崩れた白川に首相撲ヒザ! 離れる白川。矢地は左ハイ。ブロックする白川が圧力かけると、右前手をカウンターで狙う矢地。  ワンツーの左、右フックまで繋ぐ矢地をバックステップでさばく白川。前進に、矢地は金網に詰まる。左ハイもブロックする白川は右ミドルハイ。ブロックした矢地だが、圧力かけられる。  2R、右ジャブを突くも下がる矢地。白川は右ミドル。前に詰めて小外で崩す矢地だが、すぐに立つ白川。矢地は左ハイ。詰めて首相撲ヒザは一発で離れる。矢地は左三日月蹴り。そしてシングルレッグから小外がけテイクダウン!  しかし、金網使い立つ白川。立ち際にスタンドバックにつく矢地。左足をかけようとするが、正対すると腰引く白川に矢地はヒザ蹴り。白川の正対に体格差も活かして右足をフックして崩し。片ヒザ立ちで両者細かいパンチ。  矢地は左足をかけるも送り手は取れない。足を外して左ヒザを突いてから、再び左足をかけて送り手を掴むと、引き込んだ矢地は両足フック。左腕を喉下にこじ入れ、リアネイキドチョークへ。タップしない白川だったが、極めに行った矢地に、白川はゴングと同時に失神。レフェリーがストップした。  試合後、矢地は「白川選手、急遽のオファーを階級下にもかかわらず受けてくれてありがとうございます。最初さ、ちょっと癖出ちゃって“危ない、危ない”ってなったんですけど、だんだん軌道修正して。やっぱり試合って難しいですね。だけど一生懸命、毎日毎日練習して、強くなるために頑張っています。皆さんもなにか一つでも頑張ると、きっといいことがあると思います。すみません、偉そうなこと言って(笑)。本当に嬉しいです。佐賀の皆さん、ありがとうございます」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R〇大島沙緒里(AACC)47.85kg[2R 3分18秒 腕十字]×クレア・ロペス(フランス/Great Britain Top Team)48.90kg  大島は、現DEEPミクロ級王者、元DEEP JEWELSアトム級王者。柔道時代に元世界王者の浅見八瑠奈に勝利するなど活躍。2022年5月から5連勝も、2023年9月の前戦でパク・シユンに判定負けでアトム級王座を手放した。今回、同門の浜崎朱加が左尺骨骨幹部骨折で欠場により、スクランブル参戦を決めた。  ロペスは、元UFCファイターのブラッド・ピケットを師に、2023年4月の『RIZIN LANDMARK 5』で日本初参戦。  RENAからヒザ十字でタップを奪うと、7月の『超RIZIN.2』で伊澤星花の持つスーパーアトム級王座に挑戦。ニンジャチョークを極められ一本負け、王座戴冠とはならなかった。日本で浜崎の代役の大島を相手に再起戦に臨む。  1R、ともにオーソドックス構え。大島の右ローに右ストレートを狙うロペスの詰めに小内刈で倒した大島!  手首を掴んでキムラロックを狙う大島。クラッチを外さないロペスに、外した大島。  スタンド。ロペスのアッパーをかわしてダブルレッグテイクダウンは大島。下のロペスはオモプラッタ狙いからゴゴプラッタ狙いも、外したロペスの立ちに内股! しかし回って立ち上がるロペスは下の大島に蹴り。ブレーク。  互いに右の打ち合いから遠い間合いの大島の組みを触らせないロペスは右、さらに左ジャブ。ロペスの右の蹴りを掴んでテイクダウン、サイドの大島の袈裟固めをブリッジで返すロペス。  2R、左インローを打つ大島。左右のロペスは右ロー。その打ち終わりにシングルレッグの大島をスプロールするロペス。  左ジャブの刺し合いはロペスのその打ち終わりにシングルレッグテイクダウンの大島。ハーフのロペスをパスした瞬間に、大島は腕十字! しかし体操出身のロペスは金網を蹴って後転して腕十字に入らせず。中腰からパウンド。  ブレーク。右アッパーから入る大島。かわして詰めるロペスに大外刈テイクダウンは大島! ロペスは再びブリッジスイープ。  しかしスイープされながら左手首を掴んでいた大島は、ロペスが残した左腕を逃さず、腰を切って両足をかけて腕十字! うつ伏せになって極めた。  試合後、大島は「浜崎選手じゃなくてごめんなさい。朱加さんも追いかけて頑張ります。前回、怪我もして精神的に悩んで、(BLACK COMBAT対抗戦で)負けたり、いろんな思いの中で戦って勝つことが出来てとても嬉しいです。RIZINでは4連勝中なのでチャンスをいただけたら嬉しいです」と語った。 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R×芦田崇宏(BRAVE)65.95kg[1R 4分29秒 TKO] ※パウンド〇鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)65.90kg  佐賀出身の芦田は、柔道からレスリング、ボクシングではインターハイと国体に出場。2020年9月に萩原京平に一本勝ちするも、21年10月大会で金原正徳にTKO負け。2022年4月にカイル・アグォンにも判定負けで連敗も、今成正和、中田大貴相手に判定で連勝。2023年5月の前戦で摩嶋一整にヴォンフルーチョークで一本負けを喫した。  シュートボクシング出身の鈴木は、RIZINで奥田啓介を1R TKO勝ちデビュー後、萩原京平に判定負けも、昇侍に1R TKO勝ち。しかし、平本蓮、青井人に判定負けで連敗。2023年6月の前戦では西谷大成を1R 56秒でTKOに下し、再起を遂げている。  1R、ともにサウスポー構え。左ロー、右ミドルを足技から入る鈴木に、圧力かける芦田。右フックに右ローでバランスを崩す鈴木。ダブルレッグをがぶる鈴木に引き込む芦田。  下攻めを選択し、クローズドガードの芦田は足を解くと左でオーバーフック。ハーフから右足を首にかけるも、鈴木は右回り。セコンドのサトシ、クレベルの声を聞きハーフに出る鈴木は、下の芦田の逆側の三角絞めに左拳を入れて防御。かつぎパスで頭を抜いてシングルレッグで再び寝かせて左ヒザ!  効かされた芦田がマットに背中を着くとさらに鉄槌。サッカーキック、踏みつけ、右のパウンド連打でレフェリーを呼び込んだ。  寝技の進化を見せた鈴木は、「ありがとう! 佐賀の皆さん、九州の皆さん、はじめまして怪物くんです。めっちゃ嬉しいし、ここから上位陣潰してノシ上がりたいんですけど、ひとつ心残りあるんでここで言わせてください……YA-MANくん、俺と何でもありでタイマンしようぜ! アンサー待ってます」と、平本蓮に敗れたYA-MANに対戦を呼び掛けた。 [nextpage] ▼RIZIN MMAウェルター級(77.0kg)5分3R〇阿部大治(フリー)76.95kg[1R 1分35秒 TKO]×押忍マン洸太(DESTINY JIU-JITSU)76.95kg  阿部は、柔道とキックボクシングをバックボーンに、PANCRASE王者からUFC、ONE参戦。DEEPでウェルター級王座獲得後、RIZINで3勝3敗。2023年7月の前戦では、DEEPで鈴木槙吾にギロチンチョークで敗れウェルター級王座陥落。2023年7月の前戦でRIZINでミドル級契約で1R、ヒールフックで一本負けを喫した。  押忍マンは福岡県出身。PANCRASEで天利優介、佐藤龍汰朗、髙橋攻誠を相手に3連勝後、2022年12月に林源平に1R TKO負け。2023年6月の藤田大戦でヒザ十字を極められ一本負けで連敗。9月の『PANCRASE 30周年大会』で川中孝浩に1R、右ハイキックでKO勝ちし、再起を遂げた。  1R、ともにオーソドックス構え。押忍マンの左の打ち終わりに右を突く阿部。その入りに左を狙う押忍マンだが、足払いテイクダウンは阿部。パウンドも深追いはせず。  押忍マン得意の左をかわした阿部は右フック! 後方にもんどりうって倒れた押忍マンに、レフェリーが間に入ると、阿部は右のパウンドを止めた。  試合後、阿部は「RIZINの開幕戦で有言実行しました。来月でもさ来月でも試合できます。お願いします」と語った。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R×瀧澤謙太(Fired Up Gym)60.85kg[2R 2分48秒 TKO] ※パウンド〇野瀬翔平(MASTER JAPAN FUKUOKA)60.95kg  野瀬翔平は、柔道出身。2022年6月の『ROAD TO UFC 1』でウリジブレンにTKO勝ち後、中村倫也に敗れ、UFCとの契約ならず。修斗で新井拓巳にキムラで一本勝ち後、2023年5月の『ROAD TO UFC 2』で再挑戦。バンタム級でシャオ・ロンにスプリット判定で惜敗。2023年12月のプロ修斗公式戦 山口大会『TORAO 31』で神田T800周一を1R、パシオロックで極めて再起を遂げた。  対する瀧澤は、フルコンタクト空手出身。PANCRASEで石井逸人に1R TKO勝ち後、2020年9月にRIZIN初参戦で金太郎に判定勝ち。2021年6月からRIZINバンタム級JAPAN GPに参戦し、今成正和、元谷友貴に勝利も準決勝で朝倉海に判定負け。その後、井上直樹に一本負け、太田忍に初回TKO負けで2連敗を喫した。  元修斗世界ライト級王者でUFCでも戦った弘中邦佳を師に持つ26歳の野瀬は、国内屈指のグラップリングMMAファイター。  一方、29歳の瀧澤は新極真会の木元道場で極真空手を学び、組み技のスキルも上がっているMMAストライカーだ。  PANCRASEからRIZINの瀧澤と、修斗からRTUの野瀬。これまで交わることのなかった日本バンタム級の実力者同士の1戦は、RIZIN佐賀大会のケージで行われる。  1R、サウスポー構えの野瀬、オーソの瀧澤は右ボディストレートから。野瀬は右左で前に。瀧澤は右前蹴りで野瀬を金網まで飛ばす。  右の後ろ蹴りを見せる野瀬。瀧澤は右ロー。野瀬も左の蹴り。さらに瀧澤の右ヒザにダブルレッグテイクダウンも、すぐに腕を狙い外される。  野瀬の前進の右ヒザを狙う瀧澤。瀧澤の蹴り終わりに組んで金網に押し込む野瀬はスタンドバックに。  シングルレッグから再びスタンドバックで引きはがしてテイクダウン! バックに。瀧澤の正対際にツイスター狙い。戻る瀧澤に4の字ロック、おたつロックで背後からパウンド! 亀になる瀧澤にパウンド。野瀬は右手を足で縛りながらパウンドするもゴング。  2R、スイッチして右の関節蹴り、右ハイも狙う瀧澤にダブルレッグで組む野瀬。切る瀧澤は右のテンカオ! しかし左を突く野瀬はシングルレッグからクラッチ。  立ち上がりにバックを奪い、瀧澤の正対際に首を脇に抱えてエクスキューショナーチョーク(Executioner Choke)狙い。さらに戻った瀧澤のバックマウントからヒジ! 片手を頭に打たれ続ける瀧澤に、レフェリーは止めず。さらに左のパウンド連打でようやくレフェリーが間に入った。 バンタム級GPベスト4の瀧澤にTKO勝ちした野瀬は、ケージのなかで、「RIZINファンの皆さん、はじめまして。九州の格闘技界、関西、関東にも負けてないと思います。僕も含め注目してください。僕の組み技は、上位陣、チャンピオンにも通じると思います。ぜひ機会があればお願いします」と語った。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R〇伊藤裕樹(ネックス)56.55kg[判定3-0]×上田将年(G-face TEAM緒方道場)56.90kg レフェリー:柴田 旭ジャッジ:松宮智生 赤・伊藤[D0-0 A0-0 G20-0]豊島孝尚 赤・伊藤[D0-0 A0-0 G20-0]石川喬也 赤・伊藤[D0-0 A30-0 G20-0]  伊藤は2連勝中のストライカー。DEEPフライ級GP準決勝で本田良介に判定負け後、2023年5月のRIZINで山本アーセンに判定負け。7月の『超RIZIN.2』でヒロヤにスプリット判定勝ちすると、10月にRTU帰りのトップノイ・キウラムにもスプリット判定勝ち。3連勝なるか。  福岡出身の上田は、長いリーチを活かした打撃と寝技でコントロールするベテラングラップラー。2020年12月のPANCRASEで杉山廣平にスプリット判定勝ちすると、2021年5月のフライ級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦で猿飛流にスプリット判定負け。  10月に小川徹とのフライ級暫定王座戦で判定負けで戴冠ならず。2022年は有川直毅にスプリット判定勝ちも鶴屋怜、伊藤盛一郎相手に連敗。23年11月の「BLOOM」でモンゴルのツェルマー・オトゴンバヤルに判定勝ちで再起を遂げた。地元福岡で消防士をしながら格闘技を続けている。  1R、サウスポー構えの伊藤は右ロー。さらに左ボディストレートから組み。オーソの上田とともにアームロックのかけあい。両者ともにクラッチを外さず。手首を深く抱えるのは上田。膠着ブレーク。  右ハイをガード上に打つ上田に、左ボディで詰める伊藤は右から左ボディ。さらにストレート。ガードする上田は、右ハイも遠い。  左ジャブをかわした伊藤は左ストレートを上下に突く。上田は遠間からシングルレッグで金網に押し込むが、頭を潰す伊藤は鉄槌。引き出そうとする伊藤にすぐにケージに戻り、右足を手繰ろうとする上田に力を使わせてがぶり、左の細かいパウンド。  2R、右前蹴りを突く上田は右ハイも。しかし詰める伊藤は左を上下に突いて組みに。しかし両足を飛ばした伊藤が滑り頭が上田の頭にバッティング。中断。  再開。右ミドルを当てる上田。シングルレッグで組みに行く伊藤を差し上げ切る。伊藤は左の飛び込みで出入り。上田は右前蹴りでケージ背に。伊藤は左ボディストレート。左ストレートに上田は組み。しかし、右で差す伊藤。上田はケージ背に左足を内股に。その脇を潜りスタンドバックを奪う伊藤。上田のアームロック狙いも再びブレーク。  伊藤の左ハイをかわした上田が乾坤一擲の組みに。ボディロックを組んで崩すが、倒されない伊藤が右小手のままゴング。  3R、伊藤の右ジャブ、左ストレートの打ち際に組む上田だが、伊藤が右を差して押し込み。上田は長い左足を大内にかけて防御。ブレーク。  伊藤の左右にダブルレッグに入る上田。ここも凌いで右で小手巻く伊藤。上田は左差しで押し込みボディロックを組むが、右の小手が深い伊藤はケージ背にディフェンス。ここもブレーク。  右ハイを突いて組みに行く上田にサッカーキックの伊藤。左右で前に出ると上田の組みをがぶって立ち際に右のサッカーキックをかすめる。下になる上田は手首を掴もうとするが離れた伊藤は蹴り上げを警戒しながら離れる。  ブレーク。詰める伊藤に右ハイは上田。ブロックする伊藤は左を突いて跳びヒザで前に。ボディロックで回してテイクダウン! サイドを奪うもゴング。この際で左瞼を切った伊藤、頭後ろをカットした上田。  判定は3-0で伊藤が勝利。3連勝をマークした。 [nextpage] ▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 58.0kg 3分3R〇寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)57.90kg[KO 1R 1分54秒]※3ノックダウン×冨永武聖(SBHキックボクシングジム)57.70kg  寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にKrushでプロデビューすると無敗の快進撃を続けていたが、7戦目で初黒星。2023年11月、イタリア遠征でISKA世界スーパーフェザー級オリエンタルルール王座を奪取した。  冨永は空手とボクシングがバックボーン。九州のKPKBとRISE WESTを主戦場とし、2023年12月のRISE WESTではTKO勝ちを飾っている。戦績は4勝(3KO)2敗1分。  佐賀の地でのK-1vs.RISEという図式となった。  1R、ジャブで先手を取るのは寺田。冨永は入り込んで左右フックを打つ。ジャブと右インローで冨永を下がらせる寺田。ジャブで慌てさせての右ストレートでダウンを奪う。冨永も動き回って右ストレートを打ち込むが、寺田はよく見て左ボディに返しの左フックでダウンを追加。  寺田は左ハイ、左ミドル、左インローからバックスピンキックで場内を沸かせると、冨永の攻撃でバランスを崩したように後退したが、冨永が突っ込んできたところに左フックを合わせて3度目のダウンを奪いKO勝ち。  寺田はマイクを持つと「RIZIN、MMAファンの皆さん始めまして、K-1ファイターの寺田です。今日はRIZINに呼んでいただきありがとうございます。また機会があれば呼んでください。格闘技界、僕が盛り上げる一人として突き進むので注目よろしくお願いします」と丁寧にマイクアピールした。 [nextpage] 【オープニングファイト】 ▼OPファイト第5試合 RIZIN MMA特別ルール 60.0kg 5分2R×RYOGA(フリー)59.80kg[判定1-2] 〇堺 龍平(MMA Rangers Gym)59.50kg  RYOGAは柔道バックボーン。アマチュアで16勝4敗後、プロ3勝5敗。負傷欠場の持田哲兵の代わりに出場の堺は、ボクシング出身。THE OUTSIDER 5勝(2TKO)2敗1分、アマチュア修斗で4勝(1KO)2敗後、プロMMAで2勝1敗。  1R、ともにオーソドックス構え。先に左右で詰めたRYOGAに、体を入れ替える堺だが、クラッチするRYOGAがテイクダウン。いったん離れると立ち際にパウンド。そこに堺は外がけヒザ十字狙い。背中を見せて抜くRYOGAのバックに回る。  金網使い立ち上がるRYOGAは突き放す。互いに左を当てるなか、堺の左がヒット。組んだRYOGAはギロチン狙いから右で小手に巻いて投げ! アメリカーナ狙いもゴング。  2R、左ジャブの飛び込みを当てる堺に、右アッパーで前に出るRYOGA。堺の右ローに右ストレートを突く。RYOGAの大きな右をかわす堺はワンツーも、その打ち終わりにシングルレッグはRYOGA。切ってバック奪う堺は4の字ロック。  疲労の色濃いRYOGAの正対にツイスターも狙う堺は腕十字へ。抜いて、右の大きなパウンドを振るRYOGAをかわした堺がスタンドバックに。背後からヒザを突き、崩しながらパウンドしてゴング。  判定は2-1で、緊急出場の堺が勝利した。 [nextpage] ▼OPファイト第4試合 RIZIN MMA特別ルール 61.0kg 5分2R〇八尋大輝(ニコニコファイトクラブ)60.65kg[1R 2分36秒 リアネイキドチョーク]×荒木雄登(LIBRE)60.90kg  八尋は、柔道と空手がバックボーン。プロMMA8戦6勝2敗。DEEPフューチャーキングトーナメント2020優勝。荒木は、少林拳、柔道がバックボーン。プロMMA1戦1勝。  1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローの荒木。そこに組む八尋はケージに押し込んでヒザ蹴り。それがローブローとなり中断。  再開。荒木の右の蹴りを掴んでテイクダウンを奪う八尋は、立ち上がり際の荒木のバックを奪い、バックマウントからパウンド。中腰になる荒木を崩して身体を伸ばしてリアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼OPファイト第3試合 RIZINキックボクシングルール 62.5kg 3分3R〇REITO BRAVELY(BRAVELY)62.30kg[1R 1分49秒 KO]※左ストレート×古村匡平(FURUMURA-GYM)62.40kg  REITOは九州を主戦場とするサウスポーの選手で、2021年4月のKNOCK OUTでスアレックをKOで破り大きなインパクトを残した。2022年10月のRIZINでもハイキックでTKO勝ちしている。  2023年9月のKrush初参戦では1Rにダウンを奪うも3Rにダウンを奪い返され、判定で敗れている。11月の再起戦ではペットナムガンをKO。  古村はムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に2020年2月に行われた「KNOCK OUT無法島GRANDPRIX」では3位となった。2023年は4月に強豪スリヤンレックからTKO勝利を奪ったが、9月18日にタイでプロムエタイ協会スーパーライト級王座決定戦をチュースワンと争うも判定負けとなった。11月のKNOCK OUTでは元ルンピニー王者のバットマンを破る金星を得ている。戦績は22勝(9KO)5敗1分1無効試合。  1R、右ローを蹴っていく古村にREITOは長いリーチからワンツーを突き刺す。飛びヒザも繰り出すREITO。前蹴り、ストレートで距離をとるREITOは飛び技も繰り出して来るため古村は入りづらそうな展開が続く。前蹴りに気を取られて左ストレートをもらう古村。後退したところへREITOが左ハイ、古村が左フックを打とうとして身体が開いたところに左ストレートが直撃し、古村は豪快にダウン。REITOの見事なKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼OPファイト第2試合 RIZINキックボクシングルール 62.5kg 3分3R×般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)62.50kg[判定0-3] ※27-28×3〇力斗(TEAM PREPARED)62.30kg  般若はKNOCK OUT、RIZIN、巌流島、ラウェイなど様々な舞台で活躍。2023年7月のKNOCK OUTではK-1グループとの対抗戦で山浦迅也を初回KOしている。  力斗は初代大和フェザー級王者で、K-1グループには2022年5月のKrush(KO勝ち)と8月のK-1(判定負け)の2度参戦。戦績は8勝2敗1分。  1R、サウスポーの般若は左ミドル、力斗は右ミドル。般若はスーパーマンパンチを繰り出す。前に出る般若は右カーフを蹴っていき、飛び込むと同時に右のフェイントに左を合わせようとした力斗へ左ストレートを叩き込んでダウンを奪う。立ち上がった力斗は強い右ハイキックを蹴って場内をどよめかせるが、般若の圧にケージ際まで下がる。そこへ般若が右フック。般若は右へ身体をスライドさせて左ボディをめり込ませる。  2R、力斗が強烈な左フック。般若は右へスライドしながらの左ボディと右フック。左ボディから右ミドルを蹴る般若だが、力斗は右ストレートを合わせに行く。左右フック4連打で後退した般若へ力斗が左フック直撃。ここから般若が後退し、力斗が前へ出て右ストレート、左フック、右ハイと般若を追い詰めていく。警戒する般若は手が出ず、左フック、右ストレートをもらってしまう。  3R、力斗の左フックを振ってからの右ストレートが般若を捉える。般若も飛び込みからの左ショート。圧に押される般若が飛び込んで左ストレートを打ったところに力斗が右のカウンターを合わせてついにダウンを奪い返す。前に出る般若だが、力斗は左ミドル、ワンツーで迎え撃つ。力斗の強い右ストレートに仰け反る般若。力斗は右ハイ、左フックと倒しに行き、鼻血を出す般若も左ミドルから右フック、さらに左ハイを放つ。  両者倒すことしか考えていないようなファイトスタイルで最後までやり合い、決着は判定へ。3-0で力斗が逆転勝利に成功した。 [nextpage] ▼OPファイト第1試合 RIZINキックボクシングルール 53.0kg 3分3R×石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning)52.85kg[判定0-2] ※29-30×2、29-29〇片島聡志(Kick Life)52.55kg  石郷は初代KPKB(九州プロキックボクシング)フライ級王者のサウスポー。2021年11月からKrushに参戦し、これまで1勝3敗2分。通算戦績は3勝3敗2分。  片島は2010年9月デビューのベテランで、元WPMF世界スーパーフライ級王者。そのほとんどのキャリアをムエタイルールで積んできたが、今回は3年ぶりのキックボクシングルールに挑む。戦績は28勝(6KO)22敗5分。  1R、石郷は左ロー、ジャブ、前蹴りとアグレッシブに攻めていき左ボディストレート。片島はどっしりと構えて前蹴り、右ミドルを出しながら相手の出方を見る。石郷の強烈な左ローからの左ストレート。片島も中盤から右ミドルを蹴って前へ出て行くが、石郷がスピードや技のつなぎの速さで先手を取って行った。  2R、前に出る片島が前蹴りと右ミドル。両者とも相手のミドルをしっかりスネでブロックしていく。左ボディストレートを打った石郷は、片島の返しの右ストレートをしっかりブロック。片島は左の前蹴りと右の三日月気味の前蹴りを突き刺す。前足を上げて前蹴りのフェイントをかけて前へ行く片島。石郷は左インローで片島のバランスを大きく崩すが、片島の前蹴りに後退を余儀なくされる。片島が前蹴りのフェイントからのワンツーもヒットさせてこのラウンドを制した。  3R、前に来る片島をパンチで迎え撃つ石郷だが、片島がワンキャッチからの左ヒザ蹴りを顔面へ突き上げる。石郷はこれで右目上をカットして大流血。すぐに石郷はパンチで反撃するが、片島は再びワンキャッチからの右飛びヒザ。ドクターチェック後、再開。石郷は左ストレートからの右フックで勝負をかけるが、片島は前蹴りで突き放してのヒザ。片島の右ミドルには石郷が左ストレートを返す。前蹴りからワンツー、そしてヒザをボディにも突き刺す片島。石郷は逆転を狙って左ストレートを繰り出すが、片島は離れて前蹴り、ヒザ蹴りからそのまま組んでしまう。片島が前蹴りから右ストレート、そのまま組んでのヒザ。  石郷は最後まで逆転を狙ってパンチで攻め込もうとしたが、片島のベテランの妙技が光り判定勝ちを収めた。
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