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2024/02/25 03:02

▼ライト級 5分3R
〇クラレッサ・シールズ(米国)164.4ポンド(74.57kg)
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29

×ケルセイ・デサンティス(米国)164.6ポンド(74.66kg)

 シールズは、現WBAスーパー・WBC・WBO・IBF女子世界スーパーウェルター級王者。現WBA・IBF・WBC・WBO女子世界ミドル級王者。元WBC・IBF女子世界スーパーミドル級王者。世界3階級制覇王者。ミドル級およびスーパーウェルター級の2階級で世界4団体統一を達成している。2012年ロンドン・2016年リオ五輪2大会連続ミドル級金メダリスト。ボクシングのオリンピック2連覇は男女通じてアメリカ人史上初。2021年6月デビューのMMAでは1勝1敗。2021年10月にはスプリット判定負けで苦い黒星を喫している

 対するデサンティスはローカルMMAで1勝2敗。

 1R、ともにオーソドックス構え。遠間に立つシールズ。じりじり詰めるが、右ストレートを当てるシールズ。一瞬、グラつくが、続く右を受けて組みに。左差しで押し込むシールズは右ボディ打ち。しかしデサンティスは首を抱えて大内刈テイクダウン!

 ハーフガードながら背中を着かされるシールズ。足を抜かずハーフのまま押さえ込むデサンティスはマウントからパウンド、腕十字! ヒジが伸びるが、シールズはタップせず足をかけてまたごうとして防ぐ。左手は使えるか。

 2R、遠間から左右を突き、組みを切って離れるシールズ。デサンティスに金網を背負わせて左ボディ! 右ボディ、顔面と打ち分ける。しかしワンツーの右に組むデサンティスは首相撲ヒザ。離れるシールズは右オーバーハンド!

 デサンティスは左ミドルもそこに右ストレートを合わせに行くシールズ。連打にボディロックからスタンドバックにつくデサンティス。金網際で正対したシールズだがワンツーの右は身体がブレてしまう強振。組むデサンティスにヒザを突き左右も、振りが大きく組まれてしまう。

 脇を差し上げて右フックのシールズ! さらに左右のボディ打ちから右を突くもゴング。

 3R、先に中央に歩いていくシールズ。左の蹴りのデサンティス。右を突くシールズは、組もうとするデサンティスに右フック、さらに左右を連打も、タフなデサンティスは倒れず。ダブルレッグからドライブしてスタンドバックから崩してマウント! 残り2分10秒。

 寝技で足が利かないシールズ。パウンドするデサンティスは鉄槌も。首を抱えてバックもうかがうが、背中は見せないシールズ。デサンティスは腕十字でニアフィニッシュ、しかし最終回の鉄槌は有効打は多くは無かった。ポジショニングは失ったシールズだが、ダメージはいかに。

 判定はスプリットに割れて2-1でシールズが辛勝。 

 2年4カ月ぶりのMMAで、持ち前の強打と我慢強さを見せるもポジショニングはあまり成長が見られなかったシールズは、「ほんとうにMMAをリスペクトしている。辛いキャンプをやってきた。腕十字はほんとうにヤバかった」と語った。

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