明るい調子でインタビューに答えた矢地
2024年2月24日(土)佐賀・SAGAアリーナ『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に出場する全選手の個別インタビューが22日(木)福岡市内にて行われた。
第7試合のRIZINライト級(71.0kg)5分3Rで、白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)と対戦する矢地祐介(フリー)が出席、インタビューに答えた。
矢地は当初、キム・ギョンピョとの対戦が決まっていたがギョンピョは左ヒザ負傷により欠場。白川陸斗に変更となった。
打・投・極を全て制圧してフィニッシュに持って行くだけ
「絶好調です。久々の試合なのでやりたいこともたくさん溜まっていますし、それを早く皆さんにお見せしたいし、自分自身いろいろやりたいなとワクワクした気分です」
――対戦相手が変わったことの影響は?
「とてもガッカリしました。キム・ギョンピョ選手はずっと戦いたかった選手だったので残念な気持ちになりましたけれど、白川選手が緊急のオファーにも関わらう受けてくれて実現したので感謝していますし、試合が出来る喜びを噛みしめています」
――キム・ギョンピョ対策は白川戦に活かせるのか、それとも新しく対策を練り直したのか?
「対策よりは自分自身のスキルアップに費やせたので、その部分を試したいのが大きいです。自分の強味をぶつけるだけなので、大まかにやる事は変わらないので今までやってきたことを出したい気持ちです」
――白川選手の印象は?
「ストライカーですよね。近い距離でのパンチが上手で。それくらいですかね」
――どんな展開を予想する?
「僕はやることをやるだけなので。自分の強味をぶつけて、打・投・極を全て制圧してフィニッシュに持って行くだけです」
――お見せしたいこととは?
「打撃に関しては、RIZINで僕の試合を長く見ている人はご存じの通り、癖や弱点は浮き彫りになっているのでその部分を2年くらいずっと試行錯誤してやってきて、ここ最近で気付きがあってそれがカタチになったんです。他にも打撃に関してはいろいろ出してみたい気持ちがありますね」
「ファーストコンタクトでもつれてテイクダウンになって打撃を試せなかったので、今回やってみたいです。今回は自信が凄くあって。自分はそこまで試合と練習の差があるタイプでは無いので、問題ないかと思っています」
――白川選手が、矢地選手が話していた「嫌われてもいいから勝ちたい」という言葉に憤っていたが?
「そもそも見当違いです。戦いに関して嫌われてもいいとは言っていなくて。そもそも理解できてないですね。インタビューのやりとりの中で、僕の最近のふるまいというものに対して、私生活も含めて嫌われてもいい、と。みんなに好かれようと生きてきた部分があったので、最近はみんなに好かれなくてもいい、嫌う人がいてもいいかなって感じで生活しています。そういう話で、戦いとは関係ないので、よくそこをこじつけてきたなと。そこで煽って来たのはさすがだなと思いましたが、見当違いです」
――最近の自分のライト級での立ち位置はどう考えている?
「最近、影が薄くなってきてますよね。でも実力的にはまだまだトップで戦える実力を持っていると思いますし、前回から段違いにレベルアップしているので。キム・ギョンピョ選手のような強豪と戦って勝って、再び駆け上がりたかった気持ちだったので、自信はあります」
――チャンスだと思っていた?
「そう。ああいう選手に勝って矢地はやっぱり強いなと。世間もファイターも含めて僕のことをナメているので。それは僕のキャラクターがあることも分かっているけれど、ああいう強い選手に勝つことによって黙らせたかったので、そういう意味でも残念です」
――今回の試合では何を見せる?
「成長した部分ですよね。MMAファイターとしてさらにブラッシュアップされて強くなった自分を見せつけたい。相手は変わったけれどもやる事は変わらないので、矢地は強くなったというのを感じてもらいたいですね」
――カードの並びも含めていい試合をしないといけないと意識することはある?
「特に。僕も格闘技をやって長いのでいつも通りですね。他を意識してもしょうがないので自分のベストパフォーマンスを出すだけです。そうすれば自ずと結果がついてくるし、見ている人が望む結果が付いてくると思うので。気にならないと言ったら嘘になりますが、自分のやるべきことをやるだけです」
――メインイベントの予想は?
「打撃戦になるでしょね。距離とタイミング、カウンター系の堀江と、タフさとパワーで前へ出て来るグスタボ。どっちが先手を取るかってところじゃないですかね」
――先ほどナメられているとの言葉があったが、キム以外にナメられているのを払しょくするためにこの選手と戦わないといけないというのはある?
「僕の経験上、先のことを考えていいことはほとんどないので、白川選手に集中してしっかり勝つ。それが終われば見えてくるのかなと」
――勝ってマイクで言うことは考えている?
「現時点では考えてないですね。いつもRIZINは福岡でやっているので、今回は佐賀なので『福岡の皆さん』と言わないように気を付けないといけないですね(笑)」
――公開練習での白川選手の煽りは?
「全く確認できてないです」
――相手の練習も気にしない?
「相手の対策のため試合映像は見てますけれど、どういう練習して生活して発言しては関係ないことなので。このご時世、SNSなんて嘘ばかりですし。一喜一憂して揺さぶられてもしょうがないので僕には入ってきてないですね」
――パンチに目を瞑る癖の克服に取り組んでいたとのこと。白川選手とやるのは練習の成果を発揮できる?
「はい、まさにその通りだと思います」
――これまでの矢地選手のイメージが払しょく出来る戦い方が見られそう?
「はい、そうだと思います」