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【ONE】ハガティーがロボと倒し倒されの死闘制しバンタム級ムエタイ王座初防衛! セーマペッチがKOでリベンジ、手塚裕之が4連続フィニッシュ勝利!猿田洋祐がマラチエフとの熱戦で判定負け

2024/02/17 10:02

▼第3試合 女子ストロー級ムエタイ 3分3R
דワンダーガール”ナット・ジャルーンサック(タイ)=125.00 lbs,(56.6kg)/1.0095
[2R 1分24秒 TKO]※レフェリーストップ
○マルティナ・キエルチェンスカ(ポーランド)=124.25 lbs,(56.3kg)/1.0044



 ワンダーガールことナットは当初ダヤン・デ・ソウザ・カルドーソとストロー級特別ルール(1Rと3Rがムエタイルール、2Rと4RがMMAルール)で対戦する予定だったが、カルドーソが欠場。代わってキエルチェンスカとストロー級ムエタイルールで対戦することに。



 ナットはONEムエタイで2連勝後、2021年2月にジャッキー・ブンタンに判定負け。2022年5月にMMA転向を果たし、プロ1勝・アマチュア3連勝のゼバ・バーノに腕十字で勝利した。2戦目は6勝1敗(アマチュアで9戦)のキャリアを持つHEXフライ級王者リサ・キリアコウに判定負け。2023年9月にはOFG着用のボクシングルールでONE女子ストロー級王者ション・ジンナンと対戦してTKOで敗れている。本来のムエタイルールで連敗を脱出したいところ。



 キエルチェンスカはジュニア時代からキックボクシング&ムエタイで優秀な成績を収め、アマチュア戦績はなんと102勝7敗。2022年にIFMAムエタイ世界選手権で金メダル、2023年ヨーロッパ選手権で金メダル、ワールドコンバットゲームズ・ムエタイ部門で金メダルを獲得。2023年にはプロ4戦目にして無敗のままWMC世界-54kg王者となった。ポーランドではかなり有名な選手のようで、今回のONE参戦を様々なメディアが報じている。



 1R、ナットがジャブで前へ出るとキエルチェンスカも打ち合いに応じ、いきなりの打ち合い。回転の速い連打を繰り出すキエルチェンスカにナットは首相撲に持ち込む。離れるとストレートの連打からミドル、ヒザと蹴りにしっかりつなげるキエルチェンスカ。バックハンドブローやバックキックも織り交ぜ、コンビネーションのつなぎも速い。キエルチェンスカのアイポークがあり試合は中断。再開後、首相撲になっても負けじとヒザで蹴り合うキエルチェンスカ。



 2R、ナットの右ミドルをキャッチしてパンチを入れるキエルチェンスカ。そこから止まらない左右の連打で前へ出て、ナットが首相撲に来るとしっかり対応してヒジ・ヒザを打つ。ナットも右を繰り出すが、キエルチェンスカが圧倒的な回転力で連打を次々と叩き込む。左ボディ2発を突き刺して左右の連打を顔面に叩き込み、ヒジ・ヒザも織り交ぜてナットを圧倒。最後はヒザの連打でナットが防戦一方となり、キエルチェンスカが鮮烈なONEデビュー戦を飾った。



 ボーナスもゲットしたキエルチェンスカは笑顔を輝かせ、「序盤から飛ばしました。そこでポーリッシュパワーを見せたかった。3月も出してください。強くなるためにこのボーナスを使ってさらに強くなって戻って来たいです」と語った。

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