▼第11試合 ストロー級 ムエタイ 3分3R
×ガオグライ・チョー・ハパヤック(タイ)
[3R 0分27秒 KO] ※右ヒジ打ち
○チャラワン・ンゴバンカピー(タイ)
両者は2023年8月に対戦し、ダウン応酬の大激闘の末に元ラジャダムナン王者のチャラワンが2RでKO勝ちしている。
1R、右ローの蹴り合いからチャラワンはジャブを突いていく。ガオグライはガードを固めて低く構え、入り込んで左右フックの乱れうち。チャラワンのジャブをもらっても前へ出てパンチを打ちに行くが、チャラワンがスピードのある連打を先に当てる。前に出てくるガオグライにチャラワンが右ハイキックから左右の連打。動きが止まったガオグライにチャラワンが左右ストレートで畳みかける。
2Rもローの蹴り合いから始まり、圧をかけて距離を詰めていくガオグライ。ワンツーを的確に当てていくチャラワンだが、コーナーを背負わせたガオグライが連打からの左フックでダウンを奪う。さらに詰めるガオグライにチャラワンの右ストレート、右ヒジがヒットするが、コーナーへ詰めたガオグライが左フックで2度目のダウンを追加。
ロープを背にして打ち返すチャラワンと、強烈な左右フックを振り回して攻めていくガオグライ。チャラワンの右ヒジにガオグライが左フックを合わせ、ダウンをとってもいいほどの倒れ方をしたチャラワンだがレフェリーはスリップ判定。前蹴りと左フックで迎え撃つチャラワンに、ガオグライはアッパー&フックで攻め込み、チャラワンをロープへ釘付けに。しかし、チャラワンはバックスピンエルボーやアッパーをヒットさせてガオグライをグラつかせる。
3Rが始まってすぐ、チャラワンは左ボディからの右ストレートでガオグライを大きく下がらせ、左右フックからヒザ蹴りの連打、そして右ヒジでダウンを奪う。ガオグライは立ち上がることが出来ず、チャラワンが大逆転勝利。セコンドもリングに飛び込んで大喜びだ。