フェザー級は不動の世界王者SASUKEが頂点に君臨しているが、この一戦の結果次第では再起を期するベテラン勢、階級変更選手や新人王なども加わり、さらに激戦の様相を呈することになるだろう。リーグ戦では痛み分けとなった竹原と上原がベルトを掛けた決着戦で悲願の戴冠を目指す。
その他にも今大会ではトップランカー同士によるサバイバルマッチが実現。
共に聖地初登場となる沖縄の旭那拳(ストロー級世界1位/THEパラエストラ沖縄)と、大阪の田上こゆる(同級世界5位/BLOWS)の地方在住のトップランカー対決が決定。
この一戦は2023年11月に沖縄で開催された「THE SHOOTO OKINAWA Vol.9」のメインで泰斗に判定勝ちした旭那が後楽園大会への出場と田上との試合をケージ上からアピール。名指しされた田上も迷わずに呼応し決定された経緯がある。
旭那は修斗で九州力、マッチョ ザ バタフライ、木内SKINNY ZOMBIE崇雅、竜己にいずれも判定勝ちで4連勝。しかし、2023年4月にタイガー石井に判定負け。2023年11月の前戦で泰斗に判定勝ちして再起を遂げている。
田上は、プロデビューから5連勝の快進撃後、安芸柊斗、マッチョザバタフライ、当真佳直にいずれも判定負けで3連敗。しかし、2022年12月に泰斗に判定勝ちすると、2023年6月の前戦ではタイガー石井を2R TKOに下して、2連勝中だ。
旭那は師匠・松根良太譲りの隙のないトータルバランスで勝負するスタイルに対し、田上は抜群の身体能力を活かしたハイスピードの打撃が主武器と目の離せない一戦となるだろう。この階級は世界王者・新井丈の独壇場とも言える現状ではあるが、そこに繋がる一戦となることは間違いない。“シン絶対王者“”に待ったをかけるのは旭那か、田上か。