朝倉海が堀口をKOした試合を振り返り、「UFCに出て欲しい」とのファンの声に答えた
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された『RIZIN.18』のメインイベントで、RIZIN&Bellator世界バンタム級王者・堀口恭司(アメリカン・トップ・チーム)を1R1分08秒、KOで破り、一躍“時の人”となった朝倉海(トライフォース赤坂)が、20日(火)自身のYouTube番組『KAI Channel』で試合を振り返った。
朝倉は「世界がね、震撼したんじゃないですか」と自身が起こしたジャイアントキリングの衝撃の大きさを実感し、試合後は「まず寝れなかったね。興奮しすぎて。LINEとかも500件くらいきていて、それを(返事を)返していたら朝になっていて1時間くらいしか寝られなかった」という。
試合内容については「今回は本当に細かいところまで作戦を立てた。ひとつひとつの動きに対してやる技とか、時間帯でこうするとかも決めていたし、相手のリアクションにこういう技を仕掛けるとか。一番狙っていたのは右の被せ。狙っていたし、当たると思っていた。当たっても一発で倒れないことを想定していたから、効いた後にいかに冷静に攻められるかという組み立てもしていた。途中でヒザを入れていたのも計算。もしタックルに来ていたら顔に当たるし、来なかったとしても組み付いてくるからボディに入るっていう。あれも作戦通りの戦い方。それが早い段階でハマった」と、緻密な戦略を練って臨んでいたことを明かす。
ファンからの「UFCでやってほしい」との声には、「興味はあるよね、UFCとかね。俺は最初から世界一を目指してやっているから。みんなから絶対世界一だって認められるような相手を倒したい。できればRIZINに呼び込めるようになるのが理想だよね。俺がUFCに行くのではなく、RIZINに本当に世界の強い選手を呼ぶっていう」と、UFCに移籍するのではなくRIZINで世界の強豪を迎え撃ちたいとした。
今回の試合は61.0kg契約で行われたが、「普段64kgくらいしかない。だから計量前日に水抜きしただけ。61kgより軽い階級の方が強いと思う」と、本来の階級ならもっと強さを出せる、とも。
最後には「堀口選手との対戦のおかげで成長できた。試合までの過程がよかった。それに結果がついてきたのがよかった。本当にこの試合をやってよかった」と、ビッグチャレンジに挑んでよかったと振り返った。
無意識に飛びついてて
— 朝倉 海 (@kai_1031_) August 23, 2019
恥ずかしい‥ pic.twitter.com/5FzF0tfcAj
また、この動画が公開された後、兄の朝倉未来が自身のSNSにて「弟の試合をラッキーだと言ってる人はクロスカウンターが入るまでの攻防のレベルの高さがわかっていない。フェイントに対するフェイントだったり、踏み込みに対する早い反応。お互いの最小限の避け方。距離の取り合いとスピードの緩急。今回、勝ったのはマグレじゃない」と、勝負を決めた右のカウンターがラッキーパンチだったとする意見に反論。
そのうえで「ただ次は簡単にはいかない」と、堀口との再戦は厳しいものになると付け加えた。
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弟の試合をラッキーだと言ってる人はクロスカウンターが入るまでの攻防のレベルの高さがわかっていない
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) August 21, 2019
フェイントに対するフェイントだったり、踏み込みに対する早い反応
お互いの最小限の避け方
距離の取り合いとスピードの緩急
今回、勝ったのはマグレじゃない
ただ次は簡単にはいかない