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【GLORY】ティジャニ・ベズタティが2014年K-1 WORLD MAX王者と防衛戦、アベナとカバベが仕切り直しの王座統一戦

2024/02/01 15:02
『GLORY HEAVYWEIGHT GRAND PRIX』(ヘビー級ワンデートーナメント)が開催される2024年3月9日(土・現地時間)オランダ・アーネムのグレドーム・サッカースタジアム大会。ヘビー級トーナメントだけではなく、2つのタイトルマッチも決定した。  GLORY世界ライトヘビー級王者ドネギ・アベナ(スリナム/27勝9KO7敗)vs.同暫定王者タリク・カバベ(モロッコ/49勝10KO28敗)によるGLORY世界ライトヘビー級王座統一戦が行われる。  アベナは2015年9月にプロデビューし、2017年のA1WCCチャンピオンズリーグトーナメントで決勝まで勝ち上がった。GLORYには2018年12月から参戦し、2019年6月にはGLORY世界ライトヘビー級王座に挑戦したがタイトル奪取ならず。ここからGLORYで4連敗を喫するも2022年10月に当時ライトヘビー級3位のフェリペ・ミケレッティに判定勝ち、2023年2月にセルゲイ・マスロボイエフにTKO勝ちで王座を奪取した。しかし、6月のカバべとの初防衛戦を前に食中毒となり急遽欠場。11月にモハメド・トゥチャッシーの挑戦を退けて初防衛に成功している。戦績は27勝(7KO)9敗。  カバベは2015年スーパーコンバット・ワールドグランプリ・ヘビー級トーナメント優勝の実績を持ち、2018年6月からは『ONE』に参戦。4連勝してONEキックボクシング・ライトヘビー級王座に挑戦したが、ローマン・クリクリアにTKOで敗れた。2021年1月からはGLORYに参戦し、ヘビー級でリコ・ヴァーホーベンやアントニオ・プラチバット、ライトヘビー級でマスロボイエフといった強豪たちに4連敗を喫したが、2023年3月にダニエル・トレドにTKO勝ち。6月にアベナへのタイトル挑戦が決まっていたが、アベナの欠場でスクランブル出場となったモハメド・アミンをKOして暫定王座に就いた。戦績は49勝(28KO)10敗1分。  当初、両者は2023年11月の『GLORY COLLISION 6』で王座統一戦を行うはずだったが、今度はカバベが急遽欠場となって中止。両者の対戦は2度の延期を経てついに決着の時を迎える。  また、海人の挑戦を退けて日本にもその名を轟かせたGLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベズタティ(オランダ/)が5度目の防衛戦に臨む。挑戦者は同級1位エンリコ・ケール(ドイツ)。  王者ベスタティは2016年からGLORYに参戦し、 ストヤン・コプリヴレンスキー、シッティチャイ・シッソンピーノン、マラット・グリゴリアンには敗れるも高い勝率で、2021年9月には王座決定戦でエルビス・ガシを破りGLORYライト級王座に就いた。同王座は2022年5月にジョシュ・ジャンシーをKO、同年10月にコプリヴレンスキーにリベンジを果たして2度の防衛に成功。2023年3月には同時二階級制覇を狙ったGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンの挑戦もKOで退け、3度目の防衛に成功。8月には海人を判定で破り4度目の防衛に成功した。戦績は25勝(9KO)4敗。  挑戦者ケールは2013年6月にMixFightフルムエタイミドル級世界王座(-72.5kg)とISKAオリエンタルルールミドル級世界王座(-75kg)を獲得し、2014年にはK-1 GLOBAL主催のK-1 WORLD MAX CHAMPIONSHIPトーナメントで優勝を果たした。2019年1月からは『ONE』に参戦し、フェザー級キックボクシング・ワールドグランプリにも出場したが準々決勝でジャバル・アスケロフに敗れている。ダビット・キリアとタイフン・オズカンに連敗を喫し、ONEを離脱。2023年12月のGLORYでアルマン・ハンバリアンを左ミドルキックで戦闘不可能に追い込みTKO勝ちすると、リング上でベスタティに挑戦アピール。ベスタティもリングに上がって激しい舌戦を展開した。戦績は52勝(30KO)15敗2分。  なお、今大会は日本ではU-NEXTにてLIVE配信される。
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