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【TOP BRIGHTS】堀口恭司が旗揚げ、ATTチバウがメインで判定勝ち、反則蹴り受けた松嶋こよみがダウトベックにTKO負け、ドンチェンコが戦慄の縦ヒジTKO! ムエタイ対抗戦で吉成名高、石井一成がKO共演・日本が5戦全勝。育成枠MVPは武田寛生

2024/01/21 11:01

▼第4試合 ムエタイ対抗戦 副将戦 スーパーフライ級(52.16kg)3分3R
〇石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)=52.15kg
[KO 1R 1分54秒]※右後ろ蹴り
×ナンペット・チョーチャンピオン(タイ/RWS)=51.85kg

 副将戦はスーパーフライ級(-52.16kg)3分3Rの石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)vs.ナンペット・チョーチャンピオン(タイ)に決定。


 石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座、WBCムエタイ世界スーパーフライ級王座も保持。K-1には2022年8月に初参戦を果たし、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」に臨んだが決勝で黒田斗真に判定負け。


 2023年はK-1でヨーシラーとテクニカルドロー、7月と9月には『RWS』で連続KO勝利を収めたが、10月のRWSでラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者パントアに敗れた。12月のK-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチでも黒田との再戦に敗れ連敗中。戦績は43勝(24KO)15敗3分。


 マッチメイカーでもある中川夏生BOM代表は「ナンペットはフィームーで正直、一成が一番苦手なタイプだと思う。一成が前に来たところで蹴りを合わせるという。一成のスタイルもムエマッドなので、武尊選手とスーパーレックに似た戦いになると思います。ムエマラソントーナメント(-53kg)で優勝しているし、テーププラサートスタジアムの王者も獲っている。本人も一成とやりたいと言っていたので自信があるようです。それとジムの会長が一緒に来るんですが、タイの選手は会長がいるとめちゃくちゃやる気が出る。気合い入っています」と、石井にとって強敵だとした。


 1R、さっそく圧をかけて前へ出る石井はジャブから右フックを繰り出すが、ナンペットが右ストレートで石井の身体を泳がせる。再びケージへ詰めていく石井は右ボディストレート、右ロー、左ボディ。ナンペットは長いリーチからのジャブ、右ストレート。


 石井は相手の懐が深いと思ったか、ケージを背にしたナンペットに右後ろ蹴り。石井のカカトがモロにレバー付近に入り、一発KOとなった。


 鮮やかなKO勝利を飾った石井は「今日のテーマはムエタイを知らない方もいると思いますし、堀口選手とMMAのファンもいらっしゃると思うので魅せる試合を絶対にしないといけないと思って戦いました。何か大技でKOしたかったので、出したところで当たって倒すことが出来ました。僕自身、去年K-1のタイトルマッチで負けちゃって、ラジャの王者にも負けちゃって、2024年は勝負を懸けて戦いますのでまたTOP BRIGHTSでムエタイの大会を開いてもらって、強い王者に挑んでいきたいと思います。群馬のみなさん、格闘技のこと好きになって楽しんでいってください」と爽やかにアピールした。

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