2024年は「UFCに行きたい」と発言した新バンタム級王者の朝倉海
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の第16試合 -68.0kg契約5分3Rで、フアン・アーチュレッタ(米国)を2R3分20秒、TKOで勝利してRIZINバンタム級王座に返り咲いた朝倉海(JAPAN TOP TEAM)。
試合後インタビューで「今後は海外に挑戦するのか防衛するのか、それも含めて榊原さんと話し合って決めたい。僕の中では来年は海外にチャレンジしたいと思っています」と言い、それはUFCなのかと問われると「UFCに行きたいですね」と答えた(※朝倉海が語るUFCフライ級挑戦インタビュー)。
この件について、大会総括を行った榊原信行CEOは「行きたい気持ちを僕は止める気持ちはない」とし、「UFCとコミュニケーションが取れていないのかというとそうでもなく、イリー・プロハースカ、マネル・ケイプ、村田夏南子にしても我々がUFGとの(最初の)窓口になって選手たちをデリバリーしているところもあったりしますから。海はダナ(・ホワイトUFC代表)とも合わせているんですね」と、ルートがないわけではないとする。
しかし「ただUFCが受け入れるかどうかという問題はもちろんありますしね。しっかり海と相談してということになりますが、それがUFCでなくてはいけないのか、ベラトールやPFLとは体制が変わりましたけれど建設的なフレンドリーな関係が続きますし、UFCは他のプロモーションとの交流は受け入れていないので」と、海外でもRIZINとの交流が活発な団体も視野に入れていいのではないかとの提案も。
さらに「RIZINのベルトはしっかり防衛していってほしいという想いと、RIZINでしっかり精進して、これだけの世界一のファンが我々を後押ししてくれているので、そういう空間の中で続けて行けば世界中のトップアスリートがRIZINのベルトを求めてこの舞台で戦うことを求めてもっともっとチャレンジしてくると思いますので、そうなれるようにプロモーターとしては頑張りたいと思います。海とは彼の希望は希望としつつも、ベルトを防衛していく道も並行して進められるような、視野を広く年明けに話をしてみたいと思います」と、RIZINで世界の強豪とベルトを懸けて戦う道も作っていきたいとした。