ムエタイ
レポート

【ONE】タワンチャイがスーパーボンを振り切り王座防衛、プラジャンチャイが秒殺KOで王座返り咲き、ペッディージャーがアニッサ・メクセンを圧倒して暫定王者に、小笠原瑛作が攻勢から一転カウンターでTKO負け、2連勝ならず。クラップダムが圧巻のKO勝ち、激闘王セクサンが判定2-1の辛勝、ノンオーKO負け

2023/12/22 22:12

▼第4試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
×ペットスクンビット・ボイ・バンナー(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者)
[判定0-3]
○ジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン(タイ)


 ペットスクンビットはラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者。


 ジャオスアヤイはタイ国BBTVスタジアム・フェザー級8位として、2019年11月の「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」に初来日。1回戦で安保璃紅を必殺の飛びヒザ蹴りでKO、準決勝でも卜部弘嵩との延長戦に及ぶ激闘の末に勝利。決勝こそ江川優生の左ボディに沈んだものの、鮮烈なインパクトを残した。2020年3月『K'FESTA.3』で小澤海斗からも勝利を収めている。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で玖村修平にKO負けを喫した。


『ONE Friday Fights』には2023年6月から参戦し、初戦のペットスクンビットには初回KO勝ちも、8月の2戦目ではコンスック・フェアテックスに判定負けを喫している。11月にはパイダンをKOした。


 前述のように両者は6月に対戦し、ジャオスアヤイが1RでKO勝ちしている。


 1R、前に出るのはペットスクンビットで前蹴りを出しながらワンツー、ジャオスアヤイはジャンプしての右ミドルを見せる。ペットスクンビットが前蹴りを出すと、ジャオスアヤイもジャンプしての前蹴り。ジャオスアヤイがワンツー、右アッパーで攻勢を仕掛け、ペットスクンビットにコーナーを背負わせると飛びヒザ蹴りを繰り出す。


 2R、右ミドルを蹴るペットスクンビットに対し、ジャオスアヤイはパンチのコンビネーションで対抗。回転の速いフック&アッパーのジャオスアヤイ。ペットスクンビットの右フックでジャオスアヤイが下がり、ペットスクンビットが前へ出て攻撃をまとめて優勢となるが、ジャオスアヤイが左フックでダウンを奪う。左フック、左ヒジで猛攻をかけるジャオスアヤイにペットスクンビットも左右フックで応戦する激しい展開に。


 3R、前に出るペットスクンビットはパンチから組み付くとヒザ蹴り。ジャオスアヤイも左右フックで反撃し、左フックを当てる。両者ヒジを繰り出し、組むとヒザを蹴り合う。残り1分、ダウンを奪っているジャオスアヤイは逃げ切り態勢。追ってくるペットスクンビットをフットワークでかわしていく。さらに前蹴りを連打して突き放し、ペットスクンビットに逆転を許さなかった。


 判定でジャオスアヤイが勝利。熱闘を演じた両者にボーナスが贈られた。

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