▼第2試合 キャッチウエイト(59.87kg契約)3分3R
×小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
[2R 0分57秒 KO] ※右ストレート
○チョーファー・トー・センティアンノーイ(タイ)
小笠原はジュニアキックで活躍後、2011年7月にプロデビュー。2013年5月にプロ9戦目でREBELS-MUAYTHAIフライ級王座を獲得したのを皮切りに、REBELS52.5kg級王座、ISKA K-1ルール世界バンタム級王座、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座、同フェザー級王座を次々と獲得。今年3月には2022年ムエタイMVPでルンピニースタジアム3階級制覇を達成しているロンナチャイをダウン寸前まで追い込む完勝を収めた。6月にはトンミーチャイに判定勝ち。8月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとヨッドウィッタヤに31秒でKO勝ちしたが、11月のOFGマッチでウィンに延長戦で敗れた。サウスポーから放たれる左ストレート、左ミドルキックが得意。戦績は43勝(21KO)8敗1分。
チョーファーはスアキム、プラジャンチャイ、ロッタン、ラムナムムーンレックらと戦ってきたムエタイのトップファイターで、2018年のロッタン戦ではラジャダムナンスタジアムの年間最高試合賞を獲得。さらに2022年にも元ONE フライ級キックボクシング世界王者ペッダム・ペッティンディー・アカデミーとの試合で同賞を獲得している。2021年ムエタイ・ナイ・カノムトム認定ライト級王者。ONEには2022年12月の『ONE 164』から参戦し、『ONE Friday Fights』では3勝2敗で現在モンコルゲーウ、ポンペットに2連勝中。
小笠原が入場すると場内からは大きな声援が沸き起こる。前回の秒殺KO勝利で一気に知名度を上げたようだ。
1R、サウスポーの小笠原に対し、右へ回り込んでいくチョーファー。小笠原は左ミドルで止めるとバックハンドブローを繰り出す。越懸澤の左ミドルがヒットするたびに歓声が沸き起こし、小笠原は左ミドルに左奥足ローを織り交ぜる。左ハイからの左ローで早くもバランスを崩すチョーファーは下がる。
強烈な左ローを蹴る小笠原にチョーファーは右ミドルのカウンターで対抗。チョーファーはさらにボディへヒザ。チョーファーの強烈な右ミドルが決まり、小笠原も左ローを返す。蹴りからパンチにつなげたい小笠原だが、パンチはかわされる。序盤は小笠原が優勢も、チョーファーが巻き返した印象。
2R、距離を詰めていく小笠原は左ミドルからパンチにつなぐ。ワンツー、左右フックの連打で一気にまとめる小笠原。左ボディストレートも突き刺す。小笠原がチョーファーにロープを背負わせ強打を叩き込み、完全にペースを握ったかに思われた瞬間、小笠原の右フックにチョーファーが右ストレートのカウンター。
この一発が見事に決まり、小笠原は強烈なダウン。倒れた時に後頭部を打ったか、頭を抑える小笠原。立ち上がろうとするも足元がふらつき、レフェリーがここでストップした。小笠原の2連勝はならず。チョーファーにはボーナスが贈られた。
ON TARGET 🎯 Chorfah stops Eisaku Ogasawara with ONE punch!
— ONE Championship (@ONEChampionship) December 22, 2023
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