▼第2試合 -46kg契約
〇平岡 琴(TRY HARD GYM)
判定3-0 ※30-27×2、30-26
×小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに挑むも小林愛理奈歯に判定負け。前戦は4月に菊地美乃里に判定勝ち。衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は11勝(3KO)7敗1分。
期待のホープである小林は、幼い頃から空手とキックボクシングを学び、高校・大学時代はボクシング部に所属。高校生の時には「第17回全日本女子ボクシング選手権ジュニア(高校生)の部ピン級」(2018年)で準優勝、全日本女子ジュニアランキングでも1位にランキングされていたアマチュアボクシングの強豪選手。グローブ空手のJAPAN CUP 2022 女子-50kgトーナメントでも準優勝している。
2022年10月の『RISE 162』でプロデビュー戦を行い、3戦目では同じく女子ホープとして期待されている西原朱花(TEAM TEPPEN)との無敗対決に挑み、判定勝ちでライバルよりも一歩先へ。2023年8月の4戦目ではキャリアのある坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)と初の引き分けに終わったが、ここまで4戦無敗。
1R、平岡は右ミドルから右ストレート、右フックと右のパンチを打つ。サウスポーの小林は左ミドルと左ストレート。リーチに優る平岡は飛び込んでの右、掴んでのヒザ蹴りとどの距離でも先手をうつ。平岡はボディに狙いを定めたか右ボディストレート、三日月蹴り。小林はほとんど距離をつかめないままラウンドを終えた。
2R、ワンツーの相打ちでも強く当てるのは平岡の方。小林は右フックを思い切り振るが届かない。平岡は右フックをヒットさせるとすぐにワンキャッチしてのヒザ蹴り。平岡の連打に頭を下げて組もうとした小林にはヒザ蹴り、頭を上げるとすぐに連打と平岡の猛攻。小林も左ストレート、前蹴りで反撃し、ローも入る。小林が流れをつかみはじめた印象。
3R、小林が前蹴り、右フックと逆襲に転じるが平岡は一歩も下がらず右を打ち、組んではヒザ蹴り。頭を下げて組んでしまう小林は平岡のヒザをもらってマットに膝をつきダウンをとられる。飛びヒザ、ワンキャッチからのヒザと攻撃の手を休めない平岡は後ろ蹴りも放つ。ヒザを嫌がる小林だが左右フックを振り回して応戦したが、平岡が最後まで攻め切った。
平岡はマイクを持つと「OFGルールは女子の方こそ面白いと思うし、これからもっともっと私が盛り上げて行こうと思うので平岡琴に注目して欲しいです」とアピールした。