11.17シカゴ大会で注目カードがラインナップ。その後は──
何より、2014年6月の『Bellator121』から同団体に関わるコーカー代表にとって、この日は、9年目の300回の記念すべき大会を、無事、成し遂げた日でもあった。
「(売却の話題は)プロモーションにとって本当にアンフェアだと思うよ。だって、300回大会だ。今夜は素晴らしい大会を催した。この8、9年間、我々はいい試合を組んできた。そして、この会社はすごく成長した。今夜はそれを祝うべき日だ。だから、正直なところ最新情報はない。みんなに喜んでもらうために何か作り話をしたいけど、実際は2日前と同じ状況なんだ。願わくば──何が起こっているのか、すぐに明らかになることを期待している」
この300回大会を終えたBellatorのスケジュールは、次回大会までが正式発表されている。
11月17日(日本時間18日)に米国シカゴのウィントラスト・アリーナにて『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』を開催予定で、2大王座戦をメインに、惜しげもなく各階級のスター選手が投入されている。
ウェルター級では、現王者のヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)に、6連勝中のジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)が挑戦。
バンタム級選手権試合として正規王者セルジオ・ペティス(米国)と、暫定王者パッチー・ミックスが王座統一戦。同級注目のラウフェオン・ストッツ(米国)vs.ダニー・サバテーロ(米国)の再戦。
さらに、ライト級GP準決勝として、パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)vs.アレクサンドル・シャブリー(ロシア)の準決勝もラインナップされた。
この11月の『301』大会後に、Bellatorがすべきことの一つが、300回大会で勝利したウスマン・ヌルマゴメドフと、パトリッキーvs.シャブリーの勝者による100万ドル争奪ライト級GPの決勝戦となる。
今後「Bellator」部門が何らか形で存続するのであれば、スコット・コーカー体制のなかでも、実質のオペレーション実行部隊であるマイク・コーガンとそのチームの力は必須で、買収の話が進むなか、コーガンチームはどんな選択をしていくか。