Bellatorはバイアコムが所有している。私が所有するものでも、売れるものでもない(コーカー代表)
そんななか、220名を越える契約選手を抱え、この日は32名・全16試合のファイトを組んだコーカー代表は、試合後の記者会見でBellatorの将来について、「今は不確定要素が多く、未知数な部分が多い」と語り、彼自身も解決に至ることを望んでいることを語っている。
会見冒頭で、Bellator売却の噂について、記者団から問われたコーカー代表は、「皆さんご存知の通り、2週間前には『1週間後に潰れる』と言われたり、1カ月前には行ったり来たりと、とにかくこの半年間ずっとこうだから、この先どうなるかについての推測を言いたくないし、自分としてはこの先どうなるのか、取引が成立するだのしないだのというような憶測はしたくないし、物事には時間がかかるのだ、確定するまで。自分にとっては単なる憶測にすぎないことだし、関与できない」と、事態は流動的であることを語った。
現時点の報道では、Bellatorの親会社であるパラマウント(旧バイアコムCBS)がコスト削減と様々なビジネスへとシフトさせようとしているため、Bellatorが売却される可能性があるというニュースがこの何カ月も流れてきた。
そのなかで、PFLがBellatorを買収する可能性があり、一部選手は契約を移管。そのほかの選手はフリーランスとなることが予想されている。また、元Bellator世界フェザー級&ライト級王者のパトリシオ・ピットブルは、BellatorとPFLが別団体として存続し、選手のトレードを行うという噂が上がっていることも語っている。
かつて、UFCはStrikeforceを買収し、多くの選手の契約を移管したが、今回のBellatorの場合、どうなるかの情報は、憶測の域を出ていない状況だ。
コーカー代表は、「Strikeforceの所有者は私だ。だが、Bellatorは私が所有するものではないから、それについてコメントするのは難しい。Bellatorはバイアコム(米国のメディア・コングロマリット)が所有している。彼らには彼らのプロセスがあり、やるべきことをやっている。私が所有するものでも、売れるものでも、売らないものでもない。それが真実だ」と語るにとどまっている。