▼第3試合 アトム級(-46kg) 3分3R
◯岩永唯伽(OISHI GYM)
判定3-0 ※30-27、30-28×2
×世愛(TEAM KAZE)
岩永は小学校6年生で「第1回KWFアメリカ国際極真空手道選手権大会」で優勝、中学生で2022年「第16回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」女子43kg未満優勝、「第1回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」軽量級優勝など、フルコンタクト空手で数々の実績を残してきた。名古屋の名門OISHI GYMから今回がプロデビュー戦となった16歳。
1R、サウスポーの世愛にジャブのような横蹴りを連打し、場内をどよめかせる岩永。左右フックで反撃する世愛へ左ハイ、左ミドルと蹴りで応戦する。接近するとワンキャッチからのヒザ、テンカオとヒザも次々と突き刺していく。世愛は右へ回り込みながらローを蹴り、左右フックを打つが岩永は前足の左足を自由自在に操り、足を上げたまま顔面横蹴りを連打、接近するとヒザ。ボディへ横蹴りを入れると、そのまま続けて顔面も蹴る。
2R、右へ回り込もうとする世愛に左へ動いて先回りし、右ミドルを命中させる岩永。パンチの打ち合いになっても最後は横蹴りで突き放し、右テンカオの連打からパンチへつなぐ。世愛の左ストレートをもらう岩永だが離れると横蹴り、接近するとテンカオの連打とワンキャッチからのヒザ。ワンツーからのテンカオ、世愛がパンチの連打をするとヒザの連打で応戦する岩永。徹底してヒザを突き刺す。
3Rも世愛のパンチにヒザで対抗する岩永。さらに横蹴り、右ロー。頭を付けてパンチを打つ世愛に岩永は右膝の連打。離れ際には右ストレートと左横蹴りも放つ。最後は両者クリンチが多かったが、岩永が蹴りで終始試合をリードし、デビュー戦を勝利で飾った。