▼ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級(※52.2kg)王座決定戦 10分1R
〇ダニエル・ケリー(米国)
[判定3-0]
×ジェサ・カーン(米国)
ケリーは、ONEデビュー戦でV.V Mei相手に判定なしのドロー。2戦目はマリア・モルカノヴァにチョークで一本勝ち。2月の前戦は三浦彩佳の得意の首投げ、袈裟固めを仕掛けられるもバックを奪い判定勝ち。
カーンはカンボジア系米国人。19歳で柔術黒帯に。米カリフォルニア州コスタメサの「アート・オブ・柔術アカデミー」所属で、女子黒帯ライトフェザー級でIBJJF世界王座を獲得している。2年前のグラップリングマッチではケリーに判定勝ちしている。
1R、先に詰めるケリーにカーンはジャンピングガード。自陣コーナーまで運んだケリーに引き込もうとするカーン。落としたケリーは上に。カーンは右足をたぐり背中を向かせてバック狙いも、ケリーは回転して正対し上に。下からスイープしたカーンは、すぐにバックを奪い、4の字ロック、フェイスロック狙いも、腰をずらすケリーが正対し、クローズドに入れようとするカーンをリフトし立ち上がり。
デラヒーバ狙いのカーンに潜りアンクルロックのケリー。互いに足関節狙いからトップを奪いに行くカーンにレッスルアップはケリー。そこにジャンピングガードのカーンを金網に押し付け、ブレーク。レフェリーはカーンにホールドで「注意」。
差して押し込み投げを狙うケリーに、カーンは外掛け狙い。外して上を取りにくケリーに左で差してバック狙いのカーンに、ケリーはヒップアタック。ケリーが上を取りに行きゴング。
判定は3-0でトップを取りに行ったケリーが勝利。ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級王者となったケリーは、「アンダードッグなのは知っていた。世界中のファンに継続して努力することを誓います」涙声で語った。