マックス・ホロウェイ「この試合はラハイナ、そしてアジアの君たちのためだ」
メインイベントでは、多くの韓国人ファンに迎えられたジョン・チャンソンとマックス・ホロウェイがフェイスオフ。右手を高く掲げた“コリアンゾンビ”に対し、ホロウェイはガッツポーズで咆哮。右手で胸を叩いた。
マイクを向けられたチャンソンは、「こうして観客の中にたくさんの韓国人ファンの姿が見えている。シンガポールが韓国に近いから、たくさんのファンが観に来れるという点ですごく嬉しい。とにかくこれは言わせてほしい。
ホロウェイとハワイの人々の身に起きたひどい出来事(※大規模山火事で行方不明者が千人を超える)が、こんなとんでもない悲劇になっていることを知らず、申し訳なく思っている。だけど自分はスポーツが持つ力というものを信じていて、そして、僕はこのスポーツがハワイが再び立ち上がるためのサポートになると信じている」と話すと、場内は大きな歓声に包まれた。
続けて、アナウンサーのブレンダン・フィッツジェラルドから「この1、2週間に起きた大変なことのなかで、明日、試合ができることについての思いを聞かせてださい」と、問われたホロウェイは、一呼吸置いてから、「とても素晴らしい気持ちだ。ここアジアのシンガポールに戻って来られて、そしてアジアのレジェンドと戦えることは素晴らしいよ。自分たちがやろうとしていること──これから戦おうとすること以上に価値はない。この試合はラハイナ、君たちのためだ、そしてアジアの君たちのためだ、さぁ、やろうぜ」と決意の言葉とともに、「I Love You」のサインをファンに見せた。
大会の模様は、日本時間26日(土)18時にスタート予定のプレリム7試合、21時に始まるメインカード6試合を含む全試合が『UFC FIGHT PASS』および『U-NEXT』でライブ配信される。