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【K-1】カルロス菊田新プロデューサーが“全面開国”を宣言、RIZIN、GLORY、ONEなど国内外の団体と交流・選手派遣も

2023/08/12 15:08
【K-1】カルロス菊田新プロデューサーが“全面開国”を宣言、RIZIN、GLORY、ONEなど国内外の団体と交流・選手派遣も

他団体との交流に閉鎖的なK-1のイメージを変えていきたいと語ったカルロス菊田K-1プロデューサー

 新体制にて行われる大会の第一弾、2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』の第3弾対戦カードの発表が、8月12日(土)都内にて行われた。


 会見終了後、囲み取材を受けたカルロス菊田K-1プロデューサーは「いろいろな団体と海外にも呼びかけています。アントニオ猪木さんの言葉で『川は何本にも分かれるけれど、最終的には海に出る』との言葉通り、K-1も海外に出ていきたい。過去日本もソニーやトヨタが出ていったように格闘技界も外に出ていくべき、外に出ていく必要がある。今回3選手の対戦相手が決まらなかったんですが、今は具体的なものはないですが他団体に声をかけさせてもらいました。K-1は他団体と交流しない鎖国主義的な団体と認識されていましたが、開国融和路線に向かっていることの理解が追い付いていない部分があります。ここは丁寧にご説明をしていきたい」と、“全面開国”していくことを明かした。

「例えば今回の上田幹雄選手はRIZINからのレンタル出場で、快く送り出していただきました。K-1に出ることによって上田選手の価値が上がればメリットは大きいと思います。今後は積極的にRIZINにもK-1の選手を派遣していくことも考えていきたいと思います」と、選手の貸し借りを行っていきたいとする。


【写真】RIZINからのレンタルだという上田幹雄の参戦。逆にK-1の選手をRIZINに派遣する用意も

「日本だけでなくGLORYのスコット代表とはバックアップでつながっているし、ONEなど立ち技をやっている団体と協力して世界的に立ち技マーケットを広げていきたい、立ち技を発展させていきたいと考えています。鎖国主義ではなく開国路線に舵を切ったことを広くお知らせしておきたい」と海外の団体とも積極的に交流を行っていきたいとし、8月5日(土)タイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorian』の会場に和島大海と野杁正明が観戦に訪れていたのはオフィシャル的な動きではないが「具体的な話はまだしていませんが、ONEとも協力関係を築いていく中で(2人がONEに参戦する)可能性はゼロではない」とした。

 GLORYとは「6月の大会に行ってスコット代表と話をしましたし、やり取りもしている。どんどん話し合っていきたい」と言い、今後GLORYやONEなど海外の団体へ選手を派遣していくことも「もちろん。そういうようなことをしていくことで選手の試合経験値も上がるし、その試合を見て格闘技やってみたいという人も増えてくるので、マーケティングを広げていきたい」と、積極的に行っていきたいという。

「日本のK-1選手に海外を見せたいですね。そういうことをやっていきたい。目線が広がります。不甲斐ない試合をすればその機会は与えられないので、選手のやる気にもつながります」とカルロス菊田プロデューサー。


 同席した宮田充プロデューサーも「それぞれイベントが行われているのでそれぞれのマッチメイク展開ありきですが、壁は作らずオープンな姿勢でと聞いています」とK-1が全面開国すると聞いているとする。

 そこで、KNOCK OUTのプロデューサーも兼ねていることからこの9月大会にKNOCK OUTからの選手参戦もあるのかと聞かれると「8月大会が終わって日がない。KNOCK OUT的には9月のカードを固めて、10月、12月と続いていくので当面は9月16日のカードを決めるのが先決です。(対戦相手が未定となっている)池田(幸司)くんと鈴木(勇人)くんのカードはK-1の選手になるか外の選手になるか。国内の状況は見えているので、いいタイミングで駆け引き抜きで前向きな形でやっていければいい。現時点でその2人の対戦相手は他団体の相手を考えています。あと4週間しかありませんが、よりよいカードにするのが我々の務め。みんなと相談しながら攻めていきます」と、会見で出場が発表された池田幸司と鈴木勇人には他団体の対戦相手を用意したいとの考えを明らかにした。

 また、カルロス菊田PはBreakingDownやYouTubeで名前のある選手たちの起用もあるのかと聞かれると、「リーチしてくれるファンが多ければ多いほどいいので、YouTuberファイターとして活動している人たちもK-1で戦える素養がある人、そういうものをクリアすることが出来る選手がいれば当然ながらマッチメイクの対象になると思います。ただし、そのハードルは高いです」と答えた。

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