2025年6月22日(日)東京・大森のゴールドジムサウス東京ANNEXにて、前田憲作プロデュースの立ち技アマチュア大会『XSTREAM 1』が開催される。
今大会より、新しい競技種目として「SMMA スタンディングミックスドマーシャルアーツ(立ち技総合格闘技)ルール」が加わる。
【写真】大会を主催する前田憲作プロデューサー「SMMA」とは「テイクダウンを交えた戦略的な攻防と、立ち技打撃のスキル向上を両立した新しい格闘技の形を目指す」「立ち技格闘技の弱点である寝技やグラウンド戦の攻防を回避するスキルを向上させる」「打撃格闘技のさらなる進化を目指す」「テイクダウンおよびテイクダウンディフェンスを重視」「新たな立ち技総合格闘技の確立により、格闘技界の可能性を広げる」ことを目的とする。
ルールは、腰より上への蹴り技は時間内にAクラス8本以上、Bクラス・ルーキーズクラスは6本以上蹴らなければならない、ミドルキックはムエタイのように通常ポイントとする、上段への大技(ハイキック、後ろ回し蹴り)には高ポイントを付与(ローキック、パンチに関しては、ダウンを取るまたはノックアウト以外はポイントにならない)に加えて、タックル、首相撲からの崩し、首投げ、押し倒しなどの倒す行為は有効となり、テイクダウンにもポイントが加算される。
さらに、手やヒザがマットについていない立った状態での絞め技、関節技を有効技とする。投げ技が発生し、その後もつれた状態でマウントを取り返した場合、マウント返しをした側にポイントが入るといったルールも。
試合形式はAクラスは5分1ラウンド、Bクラス・ルーキーズクラスは4分1ラウンド。KOよりも最終ラウンドまでもつれこむポイントの競り合いを楽しめる競技を目指し、試合はシーソーゲームのような展開が理想だという。
パラエストラ代表、日本ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹氏からは「キックボクシングの観点から生まれた総合格闘技へのアプローチとして興味深いと感じました。いまやMMAも“全局面キックボクシング”の趣ですし、究極の立技格闘技が見られそうな予感がします」との推薦コメントを寄せている。
また、オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」に元KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王者・辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)の出場が決定。今回のチャレンジに向けて、辻井からは「最高記録を目指す」と気合いの入ったコメント。現在の最高記録、RISEの登島優音が持つ99回を超えることができるか。